ゲル

 まったく分からない。

《石破首相、バイデン大統領とペルーで首脳会談へ…対面では初》

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b48b71a166a3105faff23b2d78caaa383ed5b85

 この期(ご)に及んで敗軍の将がご隠居バイデンに会ってなんの話をするんだ?すぐにアメリカ大統領が決まる。その人物と首脳会談をするべきであって、あるいは安倍晋三さんのように、就任前にアメリカまで飛んで行って会って話をするとか。もっとセンスのある外交をしろよ。

 まぁセンスがないからゲル首相は衆院選で大惨敗を喫しわけだけどね。それにしてもボーダーラインに設定していた自公で過半数(233議席)を大幅に割り込んでも、「総理総裁はやるもんね~」と蛙の面に小便状態だ。安倍さんが「石破だけは首相にしてはいけない」と警告していたが、まさにその通りとなった。

 ゲルには、国家のこととか国民のこととかは念頭にない。あるのはオタッキーな「首相の座にいたい」という思いだけである。賢明な国民は無能な宰相に「ノー」を突き付けた。しかし金と利権にまみれた自民党という集団が、テメエらの存続を守ろうとして、ゲルを温存したと見ている。背後には岸田、菅、森山など重鎮どものご都合主義が見え隠れするわけだけれども、とにかくこの爺たちの思惑が56人の同志を討死させた。自民党の選挙行軍の道程は死屍累々である。

 でもね、自民党公明党共産党などの古い既成政党は低投票率だと議席数を伸ばすという事実がある。「ある」ではなくて「あった」だな。今回の投票率は戦後3番目の低さで53.8%だった。投票率が低いと、組織動員がかけられる党派が強いのはあたりまえだ。だから自民も公明も共産も、実は低投票率を願っている。浮動票が風で動くと既成政党はそのあおりを食うということなのである。

 で、53.8%。今までの常識から言えば自公圧勝、共産も何議席か伸ばすといった結果が普通だった。しかしこの3つともが惨敗だった。

 このことについては識者がいろいろなことを言っているが、ワシャは、従来の選挙では浮動票が投票をしないのが普通だが、今回は浮動票が動いて反自民に投じている。自民支持者は石破首相、自民党幹部の不甲斐なさにあきれ投票を止めてしまった。公明の激減も同じだ。共産についてはすでに共産主義自体が過去の遺物となり、今回でも小選挙区の新人候補者に70代後半なんていうのもぞろぞろいた。公明も同じなのだが組織の高齢化が著しいので、それぞれが敗北を喫したと考えている。

 

 ワシャが総理大臣として記憶している人物としては佐藤栄作がもっとも古い。昭和39年から昭和47年まで首相を務めている。安倍さんの大叔父ですね。

 この人が格好よかった。少なくともブヨブヨの身体ではなく、あごの下もタプタプしていない。立った姿も格好よく、サン・クレメンテで当時のニクソン大統領と並んでも遜色なかった。沖縄の返還を成し遂げ、万国博覧会を成功させた立役者だった。以降、先代の盆暗岸田まであまたの首相を見てきた。そして佐藤以前の首相たちも文献や写真からその仕事ぶりや矜持、センスなどを確かめましたぞ。

 その中でももっとも醜いのが(容姿とかではなく)ゲル首相と言っていい。前言をコロコロコロコロと撤回しても仏頂面のまま平然としている。首相の座にしがみつくために周囲の言うことをヘロヘロと聞き己の信条をあっさりと捨て去る。

 この手の人物は己の延命のためなら、さっさと国も国民も捨てて逃げてしまうから見ててご覧なさいよ。

 鳩山由紀夫菅直人も酷かったが、岸田文雄、石破ゲルもその上をゆく醜さだ。国民の審判は下った。あとは理性のある自民党議員がどれだけいるかということに尽きる。おそらくこのままの状態を続ければ、自民という党は雲散霧消する。それが早いか、日本が壊れるのが早いか・・・。

 自民の議員は「食料自給率」も説明できない盆暗か、財務省の犬のようなのばかりだからなぁ。

 ちなみに今日のタイトルは現首相のあだ名であるが、もう一つ、第二次世界大戦前の学生語として「金」「銭」のことをそう呼んでいたことにも掛けてある。

 まさに金まみれ、利権まみれの自公政権のトップに相応しい。そう思いませんか(大爆笑)(号泣)。