襟を正せ

《副市長(60)が職員勤務中にパチンコ 市民に写真撮られ一度は辞意も…市長から厳重注意に 福岡・飯塚市

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff0afbbc1e85ef69decd59b193ca6badc15edb97

 これはなかなか込み入った件ですな(笑)。

 副市長には基本的に勤務時間というものがない。副市長の業務が完了したと自身で考え、市長に「それでは帰ります」と言っておけば、勤務からは解放される。市役所の業務時間といえども、副市長にだって自由な時間は必要なわけで、業務から解放されれば市民が普通に楽しんでいることならなにをやっていても文句を言われる筋合いではない。

 ただし、市内のパチンコ屋に行くのはどうかと思うけどね。とにかく市民というのは口さがないもの。「就業外でパチンコをやっていたっていいじゃないか」とは思ってくれない。「市役所の職員が働いている時間に副市長がパチンコをやっている」とねじ込まれることになる。

 車でちょいと走ればいくらでも市外にパチンコ屋はあるだろうに。元総務部長(職員トップ)にまで登りつめた職員上がりの副市長にしては脇が甘すぎる。一部で「副市長辞めろ」と騒ぎ立てている輩もいるようだが、この程度で辞職するまでのことではない。ただ、副市長は軽はずみな行動を反省すべきだろう。

 でね、飯塚市、この手のトラブルが過去にもあったんでヤンス。2代前の市長が麻雀好きで、副市長や業者と平日の昼間に金銭を賭けた麻雀をやっていたんですと。これも市民から通報があって、議会で陳謝している。結果、一緒に麻雀をやっていた副市長ともども辞職したらしいけどね。

 ワシャは個人的に何人かの市長や副市長を知っているが、少なくとも市役所の開庁時間中に、そういった遊興を市内で行うというとぼけた人物は見かけない。みんなまじめに時間中は業務をこなし、庁舎内を回って職員に声をかけたり、あるいは市長室、副市長室にこもって書類や本を読んだりして勉強している。間違ってもパチンコ屋や麻雀屋に行って遊んでいるなんてことはない。

 ちょっと飯塚市、幹部のコンプライアンスに問題があるのでは?

 

 福岡県飯塚市、人口12万4千人くらいか。副市長を2人置いているようだが、微妙なところだね。もう少し人口が多いと2人ということもあろうが、果たして外部から女性ということで第2副市長を置く余裕があるのだろうか?

 さらに28人の議員数である。地方自治法上で認められる定数以内なのでいいんだけど、ちょいと多いかなぁ。議員って押し並べてバカがなっている。もちろん優秀な人もいますよ。でもそうじゃない人が多く見られるでしょ。で、バカが何人集まってもバカな討論しかできないし、バカな結論しか導き出せない。この最たるものが日本の国政と言っていいかも。

 これは飯塚市に限らず、すべての候補者に義務付けてもいいんだけれど、基礎的なテストをすることが重要だ。義務教育程度の漢字が読めない、分数計算ができない、佐渡が何県にあるのか知らない・・・とかね、こんな人物が議場でそっくり返っていても何の役にもたたないでしょ?そういうのに限って政治の世界での上昇志向が強いから情けないんだけどね。

 ということで、市の執行部も議員ももう少し襟を正せよ。