予想通り小池知事が3選を果たした。現職優位の展開は、すべての首長選でのことで、よほどの愚物でも現職が立候補すると再選されることを考えれば当然の結果と言える。
小池百合子2,918,015、石丸伸二1,658,363、蓮舫1,283,262、田母神俊雄267,699、この順番は事前予想の通りといえる。できれば小池票がもう少し抑えられ、田母神票が倍あると格好がよかったと思う。
田母神氏の下に、安野氏、内海氏、ひまそら氏などが名を連ねるが11位のドクター・中松あたりまでが立候補許容枠ではなかろうか?
覆面だとか、河童だとか、服脱ぎ女とか、まぁワシャは都民ではないから、そんなバカに時間を潰されなくてよかったが、なにしろ12位以下は立候補することで、都民の時間、税金を無駄に使わせただけの候補者だったね。
今、ざっと計算したんだけど、現時点での発表では総有効投票は6,823,242票、その内12位以下が総得票数が67,653票。要するに45人合わせても1%に満たない。その中の28人が百桁台の票しか集められなかった。あ~た、ワシャだって中学校の生徒会長選挙で800票集めてまっせ。田舎の市議会議員選挙だってもっと票が入っている。
供託金300万円を出せばいいという話ではない。おまえたちの愚行に多くの有権者が付き合わされるのである。ネーチャンの服を脱ぐところをお茶の間で見せられたり、河童面のごたくを聞かされたり、候補者と称する者たちの傍若無人の行動を公共電波で見せられなければならないのか?
こんな愚行が民主主義の名の下に実行されるとしたら、それは民主主義の崩壊であり、公職選挙法の抜本的な見直しが必要となる。
今回の東京都知事選挙、立候補は11人でよかった。そうなればポスター掲示場も小さなものでよく、莫大な掲示場設置費が節約できた。実際に1%の45人がどれほどの場所にポスターを貼ったのか、それを発表しろよ、東京都選挙管理委員会。
公選法でもいいし、都条例でもいいので、ポスター掲示場の何%にポスターの貼れない候補者は、その時点で立候補を認めないという形にでもしないと、またぞろ騒ぐための輩が現れる。ポス掲も、今回くらいなら12枚くらいの掲示場を用意しておいて、「先着順で添付できます」とやってもいいじゃないか?
「それでは共産党とか創価学会が強くなる」と言う人もいるだろうが、組織から支援を受けている候補者はどちらにしても貼りまくるって。でも、1%のバカが排除できるし、無駄な設置費用が掛からなくなるのであればそれでいいと考える。
東京15区の補選、今回の知事選で、選挙というものの本質が問われる結果となっている。もう抜本的に公職選挙法の改正をする時期に来ている。
選挙の概観だった。
嘘で固められた女が当選したが、それでも都民の意思だからやむを得ない。ただ、「週刊文春」などは、学歴詐称についてその矛先を緩めてはいけないと考える。あるいは任期途中の辞任に追い込んでもいい。3選を果たしたから禊は済んだなどということにしてはダメだ。
石丸氏は健闘はした。しかし120万票差はいかんともし難い。「関東大震災の朝鮮人慰霊」に行くと言わなければ、もう少し票を上積みできたのかもしれないが、それでもホラッチョ小池には及ばなかった。
蓮舫氏は、共産党とがっぷり組んだ段階でこの結果は見えていた。ここまで立憲民主党の幹部連も劣化したか。ホラッチョに拮抗どころか、Wスコア以上の大差で敗けている。まぁ国政などには戻らず、しっかりと身の振り方を考えたほうがいい。