團十郎祝幕

 ホントはここに写真も載せられるといいんですけど、このところパソコンの調子が悪くって、写真どころか文字も満足にアップできないんでゲス。パソコン上でワード文書を作成して、ハテナブログの「記事を書く」のところで文書複写しているんですが、そこにまったく文字が出ない。でも「公開する」をクリックするとアップされているんだが、改行がすべてなくなっていて、文章がダラダラと続いているような状態になる。だからi‐Padで改めて「遼東の豕」にアクセスし、改行やら誤字やらを修正している。

 そんなわけで、「團十郎祝幕」の画像はここでご覧くだされ。

https://spice.eplus.jp/articles/310236

 現場で歌舞伎仲間に「どれがどれやら判らないので教えてよ」と言われたんだけど、現場で確実に確認できたのは「助六」、「鳴神(なるかみ)」、「暫(しばらく)」、「勧進帳」、「外郎売(ういろううり)」、「象引(ぞうひき)」、「嫐(うわなり)」、「不動」、「蛇柳(じゃやなぎ)」で、あとは特定ができなかった。

「象引」だって「嫐」だって資料で知っているだけのことで、劇場で観たことはない。自宅にもどってから、関連本を何冊も引っ張り出してきて、それでも特定できなかったので、それこそ歌舞伎の写真集などを開いて、演目の衣裳やら小道具からしぼっていくしかなかった。

 それでようよう歌舞伎十八番が確認できたのだった。

 舞台向かって左から。左端上方に「鎌髭(かまひげ)」の鎌、その下に「助六」、鎌の右に「景清(かげきよ)」、その右の大きなとぼけ顔が「毛抜(けぬき)」の粂寺弾正、その右で柱にしがみついているのが「鳴神」、弾正と鳴神の間に傘をかぶってのぞいているのが「不破(ふわ)」の伴左衛門、鳴神の右肩から見えるのが「解脱」。幕の左側の下部に横たわっているのが「関羽」の長刀。

 センター上部が「暫」、下が「勧進帳」。弁慶の横に小さく描かれているのが「外郎売」に扮した十三代目と八代目。その右が「七ツ面」、象を摑んでいるのが「象引」、その右が「押戻(おしもどし)」。その上部に大きく描かれているのが「嫐」の般若と「不動」の不動明王。この怨霊と仏の上に「矢の根」の矢があって、幕の最下部全体に「蛇柳」の蛇がうねっている。これで18じゃあああ!