今日の「天声人語」が酷い。朝日新聞は、どんな手を使っても安倍晋三元首相の国葬を中止させたいということがありありと判る。
愚コラムはのっけにスターリンの国葬のドキュメンタリー映画の話を持ってくる。
《「偉大な指導者」「地上で最良の人」。そんな弔辞が延々と続く。この権力者による恐怖政治や大量粛清の現実を知るいま、壮大な葬送はグロテスクな戯画である。》
もちろん親中コラムは、ソ連のスターリンと安倍晋三さんを並べて批判している。しかし、スターリンという歴史上突出した最悪の独裁者と、左傾化・親中化の著しい日本を正常に戻そうと努力した戦後日本の中興の宰相と同列に並べるか!
オメーたち左巻きメディアが煽っているからじゃねえか。辛うじてSNSなどの情報が、オメーら洗脳メディアの浸透を食い止めている。世論調査で明確に出た「年齢が高くなればなるほど、国葬反対」という結果を見れば、テレビ・新聞からしか情報を得ない層がいかに情報弱者かということがよく解る。
ワシャは自宅に朝日新聞と中日新聞を購読している。職場では読売、日経、毎日を取っていたが、毎日を産経新聞に代えてもらった。さらにネット、雑誌、書籍などから情報をまんべんなく得ることにしている。先崎彰容から望月衣塑子(笑)までね。
反対の声が高まっている理由として「天声人語」はこう言っている。
《旧統一教会と自民党の癒着が改めて明るみに出たいま、国葬に対する違和感は高まる。》
相変わらず「天声人語」のレベルは低い。憲法20条に「信教の自由」がうたってあるのだ。霊感商法に手を染めた統一教会は犯罪集団として裁かれるべきだが、現在、何の罪にも問われていない個人が何を信じようが、内面の自由は保障されるべきであって、政治家を支援しようと駆けつけた人の心の内側まで踏み込んで「参加の是非を問え」というのは明らかにおかしい。
積極的に統一教会の信者が政治家に支援をしていたとして、それが悪い状況を招いていたとしたら、まずは信者を政治家籠絡の先兵として使った宗教団体側が責められるべきであって、知らずに(ある程度違和感を抱きながらも)、統一教会関連団体と付き合いを持ってしまった政治家は軽率のそしりは免れないものの、朝日の言うように史上最悪の極悪政治家と比べてどうしようというのだ。これが朝日のやり口で、情報に無垢な高齢者に対して情報操作を仕掛けている。
駄コラムの「結」がこうだ。
《国葬を押し通す背後にどんな思惑があるにせよ、国民の弔意を演出するかのような営みにはくれぐれも自制的であってほしい。》
吉田茂は国葬であった。もっとも長期政権だった人を超える期間、日本国の安寧のために尽くした首相を吉田茂と同レベルの国葬としてなにが問題であろうか。そして「国葬」は「国民の弔意を演出するかのような営み」ってなんだか下手くそな日本語だなぁ。「弔意の強制」では強過ぎると思ったんでしょうな。「弔意の演出」ってなんやねん。
朝日新聞は民意の誘導に、くれぐれも自制的であってほしい(笑)。