有本姐さん

 ジャーナリストの有本香さんがワシャの街にやってきた。ちょいとした講演をするためにである。

 本日は、細かい緑の横縞のワンピースに同じ柄のジャケットを着ておられた。「生有本」を拝見するのは初めてだったが、いやぁジンビーですね。

 まじめに講演の内容をざっと記しておく。

 

【まくら】

「先日、リニアに乗ったんですが、早く通さなきゃだめでしょ。反対しているのが私の地元の川勝知事なんだけど、まったくどうしようもない知事。愛知県の皆さんにご迷惑を申し訳ない。愛知県知事は、静岡より増しかなぁ(笑)」

「愛知県や東京都は経済的に潤っているので、そういう自治体の知事は誰でもできる」

「首相のポイント発表や官房長官の冷蔵庫評論など聞きたくないわい。お前らは自治体の係長か!」

「それでもこういったなにもしない内閣に対して大手メディアが厳しく批判しない」

【メディアは嘘をつく】

「大手メディア発表から大切なものを読み解きましょう。報道されないことに重要なことがある」

「例えば、愛知トリエンナーレ。そもそも大村知事は詭弁を弄していた。それにメディアも追従して事実を隠し、事実をうやむやにしてしまった」

【いまさら節電】

「今回の節電の問題を、政府の政策誤りとしてメディアが報道しない。パナソニックの冷蔵庫など15年前のものと比較して30%も省電力になっている。日本国民は企業努力も含めて充分に節電している。反対に政府は施策を間違って、自然エネルギーにシフトしたために、電力不足を生じる羽目に陥った。しかし、電気自動車への補助を止めることはしない。国民に節電を強要するのに、金持ちの買う電気自動車に百万もの補助金(国と都)を出している。英国はロシヤのエネルギーを締め出すために、電気自動車への補助金を中止した。業界になんと言われようと断固として決断をする英国。日本は業界に気を使って、なにもできない。やれるのは庶民へのしわ寄せだけ」

「電気料金の高さは、日本は突出して高い。日本でのものづくりはどんどん不利になっていく。原子力発電所を稼働していない(自然エネルギーがいいわ~と言っているアホ)国は、軒並み電気代が高い。10年前から電気代が70%も上昇している。さらに太陽光、風力に対して再エネ賦課金を10%も払って、結果として日本人は世界一高い電気料を払っている」

 この例えがおもしろかった。

太陽光発電は、言ってみれば、わがままなお嬢さんのようなもの——夜はあんまり得意じゃないのよ。雨の日も嫌だわ。曇りも気が乗らないの。火力ってなんだか古臭いでしょ——ホント、わがままね」

「SDGsとか脱炭素がムーブメントになっている。しかし、CO2排出量で中国は全体の35%、アメリカ15%、インド7.5%で、日本は3%ですよ。まず多い国からやるのが当然でしょ」

「日本は学級委員、いたずらをしているのはチュー君にコメ君だけど、注意するのは怖いので、僕がしっかりしておこう・・・って、まずチュー、コメを止めるのが先だろう」

 

 まだまだ有本姐御の舌鋒は止まらないが、後半は明日のココロだ~。