今朝の朝日新聞1面。「北京オリンピック」の閉幕を知らせていた。ワシャにしてみれば「ありゃま!」てなことですわ。カーリング女子が頑張っていることくらいはニュースで聞いていたんですが、終わってしまっていたとはねぇ。
朝日の五輪取材キャップが「視点」で語ったのは、支那選手と日本人コーチの交流の話で、それはそれで美談ではある。支那選手は言う。
「僕が上手になったのは、日本選手のおかげでもあります」
それに対し日本人コーチがこう応じる。
「(世界には)国境を超えた何かがあると信じています」
はいはい。選手とコーチが国籍を超えて交流をする、それは結構なことだし、見ていても聞いていてもいい話だと思う。
でもね、これだけ腐った五輪では「認め合う姿に五輪の価値がある」と見出しに大きく書かれても、「誰の代弁をしているんだ」と突っ込みたくなる。
個々の美談、苦労談には共感もするし、感動もする。しかし、国威発揚のためにドーピングを選手たちに強制していたラスボスが開会式に招待されていては、「そもそもこの五輪はなんなんだ?」と疑問を呈せざるをえない。
さらにラスボスの支配するドーピン大国のワリエワ選手から禁止薬物が検出されてしまった。かわいそうに15歳の有能なスポーツ選手が、クソオヤジのメンツの犠牲となった。ドーピングが文化になっているような国の選手を委員会所属と産地偽装してまで参加させることはなかった。
支那のラスボスは、これ見よがしに聖火の最終ランナーにウイグル人選手を使って見せたし、外交ボイコットを喰らった開会式には銭のほしいミニ独裁者ばかりが集った。前の走者にものをぶつけて妨害したり、完全に支那選手のほうが妨害しているにも関わらず、相手選手が失格となったり、疑惑の判定はいくつもあった。
毒裁者が「ゼロコロナ」を言うから、北京市はずっと「ゼロコロナ」で、その代わり選手村が毒物扱いされて、選手が気の毒だった。
「ハイブリッド戦争」なる言葉が顕れた。今回の北京五輪も支那のハイブリッド戦の一環である。五輪の政治利用を云々というけれど、これほど政治利用された五輪も稀有であろう。
しかし、支那のプロパガンダ戦は敗北に終わった。そもそも習近平とプーチンのペープーコンビが、平和の祭典で並んじゃったら大笑いでしょ。この機微が分からないセンスでは習政権も長くはあるまい。
まあよくぞここまで自分を貶めるプロパガンダ戦を展開できたものだと感心してしまう。
しかし、日本も隣国のことを笑えない。フニャチンは健在だし、リン外相も活発に動いている。こんなのを許容しているようでは、日本自治区もそう遠い話ではない(泣)。