ルールを守れよ

 今朝、出勤時のことである。交差点で信号待ちをしていた。ワシャの進行方向ではない歩行者信号が点滅を始めた。そこにふくれたビニール袋を満載した乳母車を押した小太りの婆さんがよちよちと進入してくる。おいおい、信号は点滅しているんだぜ。婆さん、足が悪いらしくぎこちない。そんなだから横断歩道の3分の1にも達せずに信号は赤になった。だが、婆さんは動ずることなく歩道を行く。歩道に左折で進入しようとしていた軽自動車は、婆さんののろい歩みを待っている。右折の青信号が出ているので、3台の車両が交差点内で待っている。婆さんは、3分の2のところまで達し、その時点でワシャの進行方向の信号が青になってしまった。婆さんのために交差点が完全に止まってしまった。

 おそらく婆さんは障碍者だろう。しかし、障碍者と言えども、高齢者と言えども、交通法規は守らなければならない。婆さんは、信号が点滅した段階で横断を止めるべきだった。

 

 夕方、駅前の図書館に行った。シアタールームが新設されたので、杮落しに友人と映画を観ようということにした。でね、流星号に乗って、図書館のところに差し掛かると、入口の横の暗がりにポッと火の点が見えた。長い髪のニーチャンがタバコを吸っているのだ。この図書館は全館が禁煙なので、喫煙者には辛かろう。

 その前を通過して、自転車置き場に向かい、駐輪して入口に戻ってみると、そこに火のついたままのタバコが捨てられていた。ニャロー!

「おい、まだ火がついているぞ!」と言ってやろうと追いかけていったんだけど、ニーチャンを見失ってしまった。クヤチー!