北京は不参加がよい

 支那の女子テニス選手の彭帥さんが、当局の監視下に置かれて不自由な生活を送っている。そのことに世界のスポーツ選手たちが異議を唱えはじめた。中国共産党のスケベ最高幹部から性的暴行を受けたと告発したから御用となったわけだ。このまま大坂なおみ選手らが懸念を示さなければ、彭帥さんは闇から闇へ葬られたことだろう。

 このスポーツ選手らの懸念に対して支那当局が動いた。ワイドショーもニュースもこのことばかりだから触れないけれど、あんな臭い映像を出して、説得できると思っている支那人の感覚が悲しい。まさに「恥の上塗り」である。

 もうこうなったら彭帥さんを家族ともども国外に出すしかなかろう。そこまでやらなければ支那共産党の人権侵害は払拭できない・・・ていうか、そもそもウイグルチベット南モンゴル、香港で言語道断な恐怖の人権弾圧をしているから、そもそも体制を変えなければどうしようもないんだけどね。

 そこまで話を大きくしなくても、彭帥さんの件だけでも、日本は「北京冬季五輪」への選手参加を見合わせるべきだ。とにかく選手団の安全が確保できない。例えばね、ちょいと骨のある選手が「ウイグルジェノサイド反対」とでも言おうものなら、その場で拘束され、そして行方不明だわさ。そんな恐ろしい国に選手を送ろうなんて、常識的に考えられない。

 しかし、オリパラの東京開催にあれほど「反対」を表明していた支那御用新聞の朝日。今朝の紙面で「つながる空の下2022北京パラリンピック」と大いに冬季五輪開催を盛り上げてくれる。東京オリパラに対してあれほど執拗に中止を求めた舌の根は腐っているのかニャ?

 そして北京を絶賛する紙面の中に彭帥さんに関わる記事はなかった。さすが朝日新聞(怒)。

 それでもわずかな良心が残っているのか、「国際面」で《香港の医療従事者 続々海外へ》という記事が下のほうにあったんですよ。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15121366.html

《反体制的な言動を取り締まる香港国家安全維持法(国安法)を嫌い、医師や看護師が相次いで海外に移住している。公立病院の人材不足は深刻で、治療ミスや患者の受診難が深刻化している。香港政府は香港外から医師を補充して対応する構えだが、医療危機を解決できるかは見通せない。》

 香港で医療に従事していた人たちの技術レベルは高い。その人たちは、その技術を持って支那独裁の香港から逃げている。

 で、香港傀儡はこの事態を重く見て、医師不足を解消するために支那本土から支那人医師を無試験で呼び込むんですと。おいおい、これを日本で考えてくださいよ。日本の医師免許を取得していない支那人医師に自分の体を診せられますか?香港だって同じですよ。ついこの間までは先進国だったんだから。英語も広東語も話せない試験も受けていない医者と称する人間が、とくに支那人だから「医は仁術」なんて毛ほども思っていないことを考え合わせれば、香港医療は崩壊したと言っていい。

 まぁ、そんなことは周庭さんが収監された時点で分かっていたことなんだけど、これはあまりにも悲しい現実だ。

 香港人に対してこれほどの人権侵害を続ける体制の、まさにプロパガンダに利用するためだけの「北京冬季五輪」に、恥も外聞もなく閣僚を出席させ、選手を送り込むととしたら、岸田政権はサイテーだな。