党という洗脳組織

 昨日、我家の郵便受けに、日本共産党のチラシ(B4裏表)が投函されていた。いやー、なかなか興味深い内容だったので取り上げることにする。

 表面の大見出しで《なにより、いのち。》と打ってくる。ううむ、ここが根本的に誤っている。自分の命より大切なものがあるということを知ったほうがいい。その大見出しの下が《自民・公明政権にさよならを》とあるが、これって「共産党よ、こんにちは」ってことですよね。確かに不健康な生活を送っているかもしれないが、毒は飲めねえ。

 内容を見ていこう。

《コロナ大失政の転換を》と小見出しを打ち、《科学を無視して五輪などを強行し》たことを責めている。そして《自公政権で誰が首相になっても、国民の命を守ることはできません。》と言う。でもね、共産党のからむ政権で首相を出すよりも、はるかに安心であることも間違いない。続けて「桜」モリカケ」「学術会議」で畳み掛けてくるが、もうネタが古すぎて腐ってまっせ。新ネタで攻撃せんかい!

 そして、《日本共産党は「五輪を中止し、コロナ対策に全力を」といっかんして提起》してきたことを強調しているが、今、地上波をご覧なさいな。どのチャンネルでもメダリストを出演させて番組を作っている。それを多くの国民が見て楽しんでストレス解消しているのではないのかニャ?つまり、国民の多くはオリンピックによって、喜び感動することで寿命を延ばしている。これって日共のいう「なにより、いのち。」に沿っているのではないかい?政権批判を優先するあまり、主張が矛盾しているんだよ。

 さらに具体策も示さずCO2を60%削減するとほざく。ある科学者に依れば、日本のCO2排出量は世界の数パーセントであり、その大半が偏西風によって太平洋に流され、そこで海洋に溶けて海を養い、海産物となってまた戻ってくると言う。こういった説もある。また、地球が温暖化していずれは火球のようになるというバ科学者もいる。どちらにしても確定事実ではなく、今のところ観測でしかない。日共も科学的エビデンスに基づいて発言しようね。

 その他にも「ジェンダー平等」や「辺野古新基地中止」などを掲げ国力を弱めようと画策しているのが日共だ。

 裏面にはお仲間の枝野氏、福島氏などと並んだ写真が掲載されている。これを見て、この人たちに政権を委ねようと考えるのは、あきらかに国を壊すと思う。

 他にも、「アメリカの言いなりはやめよう」というが、そこには「中国共産党の言いなりになろう」という底意がある。

 また、「共産主義めざすって本気?」という質問をつくって、それに答えるかたちで「資本主義はゆきずまっている」と言いながら《日本共産党は、自由と民主主義、豊かな個性などの資本主義のもとでの成果をすべて引き継ぎ、「人間の自由」をはなひらかせる社会主義共産主義をめざしています。》と書いて憚らない。

 これってさ、支那のやっている一国二制度とどう違うの?ずーっと一人独裁で日本共産党のトップに君臨する志位氏が「民主主義」なんて言っていいの?

 

 元日本共産党の№4だった筆坂秀世氏が著書の『日本共産党中韓』(ワニブックス)でこう書かれている。

共産党員の一番の任務が、党中央の決めたことを「学ぶ」ことに矮小化しているという事実である。「歴史観」を例にとれば、日本共産党の歴史的役割を徹頭徹尾、正当化する歴史観がすでに党内に出来上がっている。ここに疑問を差しはさむことなど決して出来ないのだ。》

 うふふ、途中に「日本共産党」とあるけれど、これを「中国共産党」に差し替えてもまったく違和感はないでしょ。

 21年も共産党委員長に君臨し、委員長に疑問を差しはさまない馴致された共産党員を統べている。出来が悪くても、右も左もいて、いろいろな考え方を持っている人が集い意見を闘わせることのできる組織のほうがまだいいと思う。独裁者、独裁委員長、独裁教祖様などがいる組織に国家は委ねられるものか!

 

追伸:なんで国土交通相公明党がずっと独占してんねん。おかしいだろ。