禁酒法時代か!

 1920年から1933年まで、合衆国憲法修正第18条という愚法下で施行された愚行であった。

 とはいえ、闇の酒場が山ほどあったから、それほど酒飲みは困らなかった。そもそも政府がキリスト教原理主義者の後押しで腰を上げたというものだから、取り締まりなども積極的には実施されなかったらしい。まぁ表面上は「禁酒法」を奉って、背後では足蹴にしていたのである。さすがアメリカ人。

 

 日本はというと、ここ何ヶ月か、まさに禁酒法時代という状態だった。ここが日本人のまじめさと言っていいのだが、なにしろ常連の店でも酒を出してくれない。せいぜい出してくれるのは0.5%の腹の張る微アルコール飲料ばかりなりけり~。

 10月に入っても、落語を楽しんで、ホールから外に出れば午後8時で、どこの店も「相すいません。8時でオーダーストップになっておりまして」ということで、酒のさの字も提供してもらえない。

 禁酒法時代のニューヨークには5万軒の闇酒場があった。令和の某市駅前には、1軒のお店も酒の飲める店がない。ワシャは敬虔なキリスト教信者ではないんだけれど。

 

 令和の日本人がこんな不自由な思いをしているのも、武漢ウイルス原理主義者の尾身座長の存在が大きい。今は時期ではないが、武漢肺炎が通常のインフルエンザ並の扱いになった頃に、この尾身氏がどういったアナウンスをして、それが国民に対してどれほどのメリット・デメリットがあったかを、きっちりと検証しなければいけない。「言い逃げ」だけは許してはいけないのだ。日本の左党サヨクじゃないよ~)にこれほど苦しい思いをさせたのだからね。