大相撲秋場所9日目

 朝日新聞スポーツ欄。相撲の記事が3つ載っている。

《大栄翔新横綱に土》

 単独首位を走っていた横綱照ノ富士に土が着いた。

《豊昇龍おじ譲りの相撲勘》

 朝青龍の甥っこの豊昇龍が裏を一本背負いという豪快な技で投げ飛ばした。

《霧馬山ひらり2大関2関脇2小結を撃破》

 前頭2枚目の霧馬山が、照ノ富士を除く役力士にすべて勝っている。

 

 これみんな、モンゴル力士関連のニュースなんですね。異国の地で頑張っているのだから、文句を言ってもしょうがないけれど、もうちょっと日本の力士よ、話題になってちょうよ。

 照ノ富士の序二段からの大関カムバック、横綱昇進は素晴らしいドラマだとは思っている。しかし、あれほど体中にサポータを巻きつけている横綱をワシャは見たことがない。なにしろ汚らしいのだ。本来なら横綱たるもの、まわし以外を身に付けず凛然としていてもらいたい。

 豊昇龍は、土俵態度が悪い。3日目の御嶽海の取組のあと、挨拶もせずに土俵を降りようとしたので、行司から叱責をうけている。とにかく土俵上での謙虚さが見られない。それに土俵上でガッツポーズもやっている。これでは白鵬と同じでまともな力士には育たない。

 それに豊昇龍の背中にも、先日の逸ノ城の背中にあった丸い痕が並んでいる。身体のためにやっているのだが、みっともないのでもう少し工夫したほうがいい。大相撲というのは見られてなんぼという仕事なのだ。

 霧馬山は、土俵上でヘラヘラと笑っている。そういう顔なのかもしれないが、運太ビュールームでも可笑しさをこらえきれないという様子が見える。喜んではいけないということではないが、少なくとも敗けた相手があること、人前では喜びを顕わにするべきではない。