メダルの数

 選手たちは素晴らしい結果を残してくれた。日本のメダル獲得数は金メダル27個を含む58個を獲得した。歴代トップだったリオデジャネイロの41個を軽く超えている。選手たちの並々ならぬ努力に心より感謝したい。

 でもね、ワシャは基本的にドラマに注目して観ているので、それほどメダル数にはこだわっていないのじゃ。だが、ちょいと世界のパワーバランスを考えたくて数を持ち出してみた。

 トップはアメリカである。金39でトータルでは113。支那が金38、トータルは88となった。二代超大国のどちらがトップになるかで、今後の国際情勢は動いていくと思っているので、手に汗を握ったが、全体メダル数では圧倒的な差をつけたアメリカも金メダルでは1個上回っただけという結果になった。でもよく頑張った。さすがにキンペーの得意顔は想像したくないからね(笑)。

 順位としてはアメリカ、支那、日本、イギリス、ROC、オーストラリア・・・と続く。支那に対抗するクワッドとイギリスを合わせると金で105、トータルで282と圧倒的な差となる。どれほど人民を絞り上げ、共産党の選手団を造り上げても、この程度の実力しかないということである。延いては軍事力にしても、どれほど並べてみたって、五輪メダルと同様のことだと考える。

 おそらく支那共産党の頭のいい連中もよく判ったことだろう。キンペーは別だと思うけど。

 スターリンソ連に対抗して作られた「北大西洋条約機構NATO)」で考えてみると、加盟国の金の合計は86個、トータルでは477個となっている。ロシヤが20の71だから、これも大きく水をあけた結果である。

 つまりスポーツ力というのは国力と見なせるので、今のところ西側陣営は支那露に勝っていることは明確である。だからこそこの時点で共産主義国家、専制主義国家、全体主義国家に強く出ることにより、国際社会の秩序と安寧を取り戻すべきなのだ。メダル獲得表の中に「チベット」とか「ウイグル」という国名があったらどれほど素敵なことか。辛うじて「香港」は残っているが、これを失わないように西側諸国、とくに東アジアの自由主義国のリーダーたる日本はもっと自覚しろよ。

 最後に、日本にケチをつけて、福島を踏みにじって、とにかく日本人にマウントをとりたがる韓国は金メダルを日本の4分の1も取れなかった。これが現実なのだ。韓国は今回の五輪で全世界に考え方の異様さを露呈してしまったが、日本を踏んづけようではなく、手本として頑張っていくということができないんだろうか。妙な対抗心を捨てれば、日本と台湾のようないい関係が構築できると思うのだが・・・。