千秋楽まで詰まらなかった

 勝つためへの下品なまでの貪欲さ、これは千秋楽でも発揮された。照ノ富士に勝ったあとの雄叫び。賞金を受け取った後のガッツポーズ。

北の富士氏「あきれて物が言えん。やっていいことと悪いことある」白鵬に》

https://news.yahoo.co.jp/articles/00284e1dbcd41af63f4d712127ca830b151a49b9

 というのは、前日の土俵際からの立ち合いをした白鵬へのものだが、こいつに関してはやっていいことばかりになっている。こんな不躾な土俵をかつて見たことがない。

《大相撲解説者の舞の海秀平氏は「それとですね、これまで歴代の横綱が守ってきた伝統とか価値観が壊れてしまいますよね、昨日のような相撲を取られると」と続けた。太田アナが「こういう厳しい声があがるのも横綱も分かっていると思いますが…」と指摘すると、北の富士氏は「おそらく承知していると思う。それだけにタチが悪い」と厳しく言った。》

 単なる好角家のオッサンだけが言っていることではない。北の富士氏、舞の海氏が口を揃えて言っている。おそらく八角理事長も横綱審議会も同じ印象を持ったに違いなく、45回という前人未到の優勝を果たしたんだ。さっさと引退して角界から去れ。

 

 嬉しいのは宇良の10勝、志摩ノ海、一山本の勝ち越しくらいで、あとはどうということのない名古屋場所だった。貴景勝、朝乃山、遠藤、明瀬山が休場せず、若隆景、翔猿、栃ノ心、徳昇龍あたりがもう少し頑張ってくれると、後半、名古屋場所に顔を出そうかと思っていた。しかし、二人の不躾モンゴル人のみが先行して、優勝争いもこの不逞力士に絞られた段階で、行く気が失せた。上位陣でそうそうに勝ち越しを決めたのもモンゴル人ばかりだし、十両優勝の水戸龍もモンゴル、幕下優勝もアリューナー・ダワーニンジとい名の白鵬子飼いの力士。もうモンゴルにはゲップが出ている。なんとかせいよ、八角理事長。

 7日目の土曜日にはわざわざ東京からやってきていた「溜まり席の妖精」もあまりのモンゴル一辺倒に14日の土曜日には来なかったやん(関係ないか)。

 気を付けないと相撲人気は凋落するよ。