書庫の整理をしていると、昔の本に出くわして、その度に読んでしまうので、整理は進まないのであった(反省)。
『伝統の美 歌舞伎 昇華された芸の世界』(立風書房)が出てきた。奥付に日付が記載されていないが、中の年表の終了年を見ると昭和59年か60年の発刊だろう。今から35年前か、懐かしいなぁ。
ということで、片付けるのを置いて、ペラペラとページを繰るのであった(アホ)。
巻頭のグラビアである。凄いな。のっけに歌右衛門、次が松緑(二代目)、勘三郎(十七代目)、梅幸、扇雀(藤十郎)、猿之助(三代目)、海老蔵(十二代團十郎)、菊五郎、辰之助(初代)、締めが玉三郎となっている。まさに綺羅星。
勘九郎(十八代目勘三郎)、富十郎、羽左衛門、芝翫、延若、孝夫(当代仁左衛門)ですら、ページの中の写真で出てくるくらいだ。これほど役者が揃っていれば、全国の劇場で見ごたえのある歌舞伎が観られただろうね。
いかんいかん、出勤時間になってもうた。行ってきま~す。