暗黒の香港

 香港の香港衆志(民主派政治団体)のメンバーだった周庭さんが釈放された。

《民主活動家の周庭氏が出所 国安法違反の捜査は継続 香港》

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4a241db47ff82fff7cbd45a9e66e4fbfca7c7c9

《周氏はその後、自身のインスタグラムに一面真っ黒の画面を投稿。雨の中集まった支援者をねぎらい、「苦痛の半年がやっと終わった。とても痩せて弱ってしまったので、これからゆっくり休んで体調を整えます」とつづった。》

 何か発言すれば、それは当局の恣意的な判断によりそのまま罪にされ再収監になる。周庭さんは何も言えない、口を封じられたわけだ。100人ほどの報道陣や支援者が詰めかけて、周庭さんに応援の言葉をかけたが、周庭さんは習止無言のまま、車で走り去って行った。あ、「習止無言」は「終始無言」でもいいッス。

 4年前の6月14日に東京大学駒場キャンパスで公開講演会が行われた。そこにはゲストスピーカーとして、香港から黄之鋒さんと周庭さんが参加している。その場で、香港の現状について厳しい発言を繰り広げていた。ワシャはその詳報を、「世界」(岩波書店)8月号の香港特集で読んだが、まだ、お二人とも香港から出国できたし、支那共産党や香港政府に対して厳しい発言もできていたから、今と思えば隔世の感がある。

 その講演会で、周庭さんがこんなことを言っている。

「雨傘運動が続くなか、学連と政府のそれぞれの代表がディベートをしました。政府の態度は強硬でした。香港政府にとって支那政府への対応は非常に重要で、支那政府が強気な態度を盗れば、香港政府も私たちに対して強気な態度を取るということです」

 香港政府の強気は、4年経って狂気になってしまった。支那政府への妄信、狂信が香港の民主主義を殺した。林鄭月娥という愚昧な指導者が自由を愛する香港人を暗黒の世界に突き落とした。

 今朝の朝日新聞にもこの行政長官の発言が取り上げられている。

共産党の指導の下で黒暗法が公布され、選挙制度も改善し、香港の問題が解決した」

 このオバサン、名を捨てた。彼女はこれから何世紀もの間、「香港を売った女」として、香港人はおろか、世界の自由を愛する人々から軽蔑をされ続けるだろう。名を残すという美学を知らない人物は、見ていて恥ずかしい。

 

 周庭さんの釈放に比べれば月と鼻くそくらいの差があるけれど、ちょいと言わせてもらいやしょう。

 都議会議員の時に、野次られて質問席で泣いちまったネーチャンが、気持ちの悪い質問を参議院でやっている。

「この(重要土地規制)法案、気持ち悪いというふうに、私、何度も言わせていただいています」

 そうだろう。国を売ろうという底意を持っている売国土には、確かに気持ち悪かろう。

「それだけ外資の危険というよりも、自国民が対象になる危険性が非常に高いと感じています」と、険しい目つきで言って憚らない。

 だったらよ~ネーチャン。海南島へ観光に行って、潜水艦基地を背景に記念写真を撮影してごらん。その場で即刻逮捕されまっせ。土地の取得なんていう大きなことではなく、スマホの写真一枚で大変なことになる。お花畑なことを言っているんじゃない。いや、このネーチャンは、お花畑ではなく、日本を地獄にしようと目論んでいるのかもしれない。

「自国民を対象とするような法案にはしてほしくない」

 アホかネーチャン。支那が日本人をフロントに使って自衛隊基地周辺に土地を取得することくらい想定しろよ。選民の参議様でございやしょう?外資も対象とする、もちろん外資に動かされるスパイ(売国土)の日本人もしっかりと取り締まればいい。

「基地(反対)で活動している人たちのけっこうな抑止効果になってしまっている。そういった人たちに牙を向けないよう切に願いたい」

 そうだよネーチャン、道交法などの法律違反を犯している反日活動家に効果が出ているとするなら、やっぱり日本のためになる法案じゃないですか(笑)。そして牙を剥いて吠えているのは活動家の皆さんですよね。そのお先棒を担いで、参議院で喚いているのがアンタだってことを自覚したほうがいい。

 

 香港でも、最初はこんなふうに親中派がモノを言い始め、結果として、支那に香港を乗っ取られた。このネーチャン、将来、林鄭月娥という鼻くそに化ける可能性はかなりある。

 香港のことは、対岸の火事ではない。多くの林鄭月娥予備軍が、とくに立憲民主党には多数手ぐすねを引いていることを、忘れてはいけない。今の香港は、明日の台湾であり、明後日の日本であることを忘れてはいけない。

 国際社会は、香港を、台湾を、ウイグルを、チベットを、南モンゴルを、選挙権もない支那の人びとを見捨ててはいけない。