晩節もあったもんじゃないか(笑)

アメリカ大使館前、演説の後半が漫才の掛け合いみたいになる右翼の街宣車

https://www.youtube.com/watch?v=vN1BOpjKDuw

 どなたかの「YouTube」への投稿なんですが、街宣の内容などうでもいいんですが、その喧騒のひどさを感じていただければと思います。

 毎週、月曜日に日の丸に旭日旗を掲げ菊の紋章をプリントした右翼の街宣車アメリカ大使館周辺をがなり立てて走っている。「虎ノ門ニュース」を聴いていると、月曜日に必ずこのがなり声がスタジオの外から侵入して、出演者の皆さんもやり難そうに放送をしている。

 街宣車で喚いている右翼は、方法を間違っていると感じる。少なくとも彼らが妨害している「虎ノ門ニュース」は、彼らの考え方に近い。右翼の指導的立場にある人物よりも、有本香さん、百田尚樹さん、武田恒泰さん、須田慎一郎さん、大高未来さん、藤井厳喜さん、石平さんなど、よほど愛国者で、知的レベルの高い方々が日本のために虎ノ門の片隅で頑張っている。おそらく騒音をまき散らす街宣活動より、はるかに日本の国益に資している。

 せめて、「虎ノ門ニュース」やっている時間帯は静かにするとか、あるいはスタジオの前を通過する時は音量を下げるとか、そういった努力はできないものか?目指す方向は一緒じゃないの?むしろその時代遅れのやり方が、愛国者、保守、右翼の足を引っ張っているのではないか。

 

 こちらでも足を引っ張っている前時代の議員がいる。二階俊博自民党幹事長である。最近、発言もずいぶんとボケている。御年82歳、そりゃ痴呆もはいってきますわなぁ。もう衆議院議員を12期37年もおやりになっているのである。もう後進に道を譲られるのが常道かと思う。日本国のことを心底大切に思っているなら、身を引くことが国家に身命を賭した大政治家としての名誉を守れる。運のいいことに和歌山3区から、切れ味のいいまだ50代の世耕弘成参議院議員衆院に鞍替えして出てくれるという。この人は前経済産業大臣として辣腕をふるい、安倍前首相の懐刀としても有能だった。そしてなによりもいいとことは、国のことを大切に考える国士であるということである。支那の顔色ばかりを見ている昭和のジジイとはちょいと違う。

 見事な政治家の花道を飾るなら、和歌山3区を世耕氏に禅譲して政界を去りなさいよ。それが出来れば自民党史に名を残す。間違っても二階氏の地元中の地元の御坊市長選で落選を喫した長男はやめた方がよかろう。三男の伸康氏を後継にするという動きもあるようで、やはりモノの良し悪しよりも世襲で安定的な政治を目指しておられるのだろう。とくに三男も、支那とのパイプを作りはじめているようで、親中のほうは着々と進んでいるようだ。

 でもね、繰り返すけれど、地元に総理大臣すら視野に入ってくる有能な政治家がいるというのに、「まずオラが家の息子を」というのは、国のことを一片も考えない愚者の思想であろう。国家のためには、息子を引き摺り下ろしてでも、賢者に道を譲る、それが国士のあるべき姿ではなかろうか。

 くれぐれも晩節を汚してはいけない。