一時の利か、それとも歴史的評価か

 ウイグルを始めとする支那の占領地でのジェノサイドについて、出来の悪い日本企業が追い込まれている。

ウイグル問題、対応に苦慮 新疆産綿めぐりユニクロなど》

https://news.yahoo.co.jp/articles/45a528299a09d820e1066f48b999d1655936f079

ユニクロ」や「無印良品」などが、原材料の調達や市場の確保などで揺れている。

 支那は2018年に世界の綿花の25%を生産し、その内の84%がウイグルの新疆綿が占めているという。何と世界の綿花生産の2割が新疆綿ということになる。

 え?

 だったらいいじゃん。

 新疆綿以外に8割の綿花が存在し、支那を外したって75%の綿花生産があるわけで、多少、価格が上がったとしても賢明な消費者は「ジェノサイド」に関わりたくないから、結構売れると思うよ。

 市場のほうは、伊藤忠丹羽宇一郎あたりの口車にのせられて、支那侵出をした己の不明を恥じて、ある程度の損失を覚悟で撤収するしかなかろう。もう世界は「新冷戦」時代に突入している。テメエだけが儲けようたってそうは問屋が卸さない。柳井正会長も「政治的問題はノーコメント」などと言っている場合ではないぞ。支那に800店舗を展開しているというが、「新冷戦」なら、鉄のカーテンの向こうで全体主義国家が「ジェノサイド」を実行しているなら、撤退しかあるまい。

 支那、ロシヤ、イラン、北朝鮮キューバ、韓国(笑)など、非民主主義国家などが固まりつつある。ざっと20億人くらいか。世界全体では78億人と言われているから、それでも50億人くらいは西側に残るだろう。世界人口は1987年に50億人だったから、そのくらいの市場規模は西側だけで持っている。

ユニクロ」の前身である紳士服専門店「メンズショップOS」時代のことを考えてみなさいよ。小さな市場で頑張っていたではないですか。支那から撤退しても日本国内に807店舗(2月末時点)もあるのだ。どうぞ、まともな日本人に、ジェノサイドで生産された疑いのある綿花製品を使わせないでください。それに、西側諸国には支那を補って余りある市場がある。そこで「ユニクロ」は「ジェノサイド」に真っ向から拒絶した立派な企業だ・・・と評価された方がいいと思うよ。

 損して得を取れ。

 ワシャの身の回りにも「ユニクロ」製品は多い。しかしあえて「ジェノサイド」製品を使ってまで暮そうとは思わない。柳井会長が毅然とした判断をするまで様子を見たいと思っている。