天にゐて角力太鼓を叩きをり

 昨日、大相撲の実況が観られなかったので、あちこちのニュースをうろうろして取りあえず何番かは観ることができた。

《13日 大相撲秋場所初日》

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ca72290b35f0f24e1eb92262cb1176d753b0821

 両横綱が休場になった。そのことはまったく問題ない。ワシャはもう白鵬はいらないと思っているからである。むしろ白鵬の存在が下から上がってくる若手の障害になっているとすら思っている。このところ、怪我も多いし白星も続かない。どうぞ、品格の備わっていない横綱は引退しておくれやす。

 鶴竜白鵬と比べればまだまともだが、このところの休場の多さは、もう引退を決する時期に来ていることを示唆していると思う。両横綱同時引退なんて、また世間の耳目を集めそうでいいじゃないですか(笑)。

 結びの大関朝乃山と小結遠藤の取り組みがよかった。土俵を大きく使って両者が存分の動きを見せた。見ごたえのある一番だったが、遠藤の相撲のうま味が光っていましたね。

 先場所に幕尻優勝を果たした照ノ富士大関貴景勝との一番。いい相撲になるかと思いきや、貴景勝の一方的な押しで勝負が決まった。照乃富士、奇跡の復活をしたけれど、まぁあまり釈迦力にならず徐々に調子を上げていけばいい。南信州の星、関脇御嶽海は北勝富士を寄り切った。同じく関脇の正代も難なく一勝をあげて、いいスタートを切った。

 なにしろ今、大相撲の上位陣に若手が犇めきあって目が離せない。元大関が平幕に4人もいるし、炎鵬、照強、石浦などの小兵力士の活躍も楽しみだ。そして西の幕尻に新入幕で豊昇龍が名を連ねた。あの傍若無人朝青龍の甥っこである。面構えなんかは伯父さんそっくりですな。できれば、伯父さんのように品格のない力士にはならずに、心技体そろった名力士になってください。

今日も朝から出勤して忙しいんだけど、とにかく仕事は早めに済ませて残業は極力避けよう。そして早目に帰ってきてテレビ桟敷の前に座ることにしようっと。ビールと一緒にね(笑)。

 

 ちなにみ「相撲」「角力」は秋の季語。タイトルは高浜虚子の女婿の上野泰の句。

 

 そうそう、昨日の朝まで上半身裸でパソコンの前に座っていたんだけど、今日はパジャマとアンダーを着て書いている。季節が変わった。