社会主義者にはご用心

 ついに共産党が立ち上がってくれた。ありがとう。

《「大村知事のリコールに反対」 共産党県委が運動展開へ》

https://www.chunichi.co.jp/article/92594

 高須克弥先生が実施する「大村愛知県知事のリコール」に対して、あの日本共産党――中国共産党ではないですぞ――日本で中国共産党と同様に共産主義を信奉する集団が、旗幟鮮明にした。

 日本共産党は大村知事を支持する。

 これは強烈だ。左の中の左、誇り高き左、極端な左、最終的に社会主義共産主義国家を目指す団体から応援される。このことの意味するところを考えよう。これで、大方のまともな愛知県民が覚醒してくれることを祈りたい。日本共産党が「是」とする知事なのである。

 憲政史上初の知事リコールが、とても分かりやすくなった。

 

 21日の「虎ノ門ニュース」で江崎道朗さんが「社会主義者の戦略」というテーマで話をしている。

 それによれば、現在アメリカで起きている「BLM暴動」も「黒人差別問題を利用した社会主義者の狙い」そのものであり、アメリカの歴史の見直し、捏造を狙ったものと考えるのが妥当だということである。

 これはそのまま「アイヌ差別問題を利用した社会主義者の狙い」と読み替えてもすっぽりと当てはまる。「黒人」の部分にはいろいろなものが納まって、確かに社会主義者の狙いどおりに動きつつある。

 江崎さんは、ケネディー大統領のブレーンだったアーサー・シュレジンジャーの発言を引く。

「記憶を失った個人が、どこにいたか、どこへ行くかも分からずに、まごついて呆然とするのと同様に、自らの過去についての概念を持たぬ国民は、自分たちの現在を、そして将来をも処理することができなくなるだろう」

 冷戦が終わった後、歴史の解釈権を握ったものこそが世界でリーダーになる。だから社会主義者は歴史の解釈権を握るべきだと考えた。

 アメリカの社会主義者アメリカこそがレイシズムの根拠地だということを広められれば、アメリカは弱体する。ソ連や中国の共産党が再び勝利を得られる。

 同様に、日本は罪深い国なんだ。慰安婦に、朝鮮人に、中国人に謝れ、対抗するな、跪け、とサヨクが徹底的に洗脳を続けている。これが典型的な社会主義の戦略的発想である、と江崎さんは言う。

 つまり、社会主義者の歴史の見直しこそが国家を滅ぼす。だから断固戦わなければならないのである。

 しかし、残念ながら日本は、教科書からこの国の大本である神話を排除し、朝鮮半島の歴史ばかりを丁寧に教えるようになっている。こうなってくると、現在の日本は、国家のように見えるけれど、もうその土台は社会主義者というシロアリにすっかりやられてしまって、国家の体を成していないのかもしれない。

 

 少なくとも共産党の愛知県委員会が言う「表現の自由を否定し、旧日本軍の美化を求める運動に正当性はない」との指摘は、まったくのデマである。高須先生も河村市長も「表現の自由はどうぞやっておくれやす」と言っている。「反日的なものについて公金を入れるな」と言っているだけである。そしてだれも「旧日本軍の美化」など求めていないし、しろとも言っていない。これが社会主義者の戦略捏造なのである。「軍靴の音が聞こえる」って?

 聞こえねえよ。いや、社会主義者たちの言を入れ続ければ、人民解放軍の軍靴の音が聞こえるかもしれない。

 シロアリにはご用心を。