6月2日に名古屋市内で行われた大村愛知県知事リコールのための政治団体の立ち上げに関する記事の打ち方が各社それぞれに特徴が出ていて興味深い。
【朝日新聞】
370字
開催事実と参加者の名前、河村名古屋市長のコメントなどを淡々と上げるだけ。そっけない。見出しだけでは記事の内容が判らないように仕組んでいる。
【読売新聞】
《知事リコール目指す》
580字
その点は読売のほうが親切だ。580字と内容も豊富で、見出しだけでも「何が起きているか」が判る。読者に対して親切ですな。
【中日新聞】
《大村知事解職署名8月ごろから開始》
《高須院長が団体設立》
《「特にコメントない」大村知事》
520字
地元紙だけに、丁寧に記事が書かれている。大村知事のコメントまで見出しを打ったところは、さすが中日。
【毎日新聞】
《知事の解職請求 高須氏が運動へ》
《愛知芸術祭巡り》
360字
朝日より10字少ないが、少なくとも見出しで「何が起きているか」が判るように気をつかっている。
【日経新聞】
《愛知県知事の解職運動開始へ》
《高須院長、芸術祭巡り》
390字
スポーツ各紙も確認したが、1紙が写真入りで掲載していた。通常の日刊紙は写真なしで、小さなニュースとしての扱いだった。錚々たるマンバーが揃ったと思うんですけど。