最近のことども

 「ことども」という言い方が気に入っているんですね(笑)。

 

 作家の門田隆将さんが、昨日、こんなツイートを上げている。

高市総務相がネット上で誹謗中傷する者の情報開示を検討。「先月、有識者会議を設置し、開示手続き円滑化の検討を始めた。匿名の者が権利侵害情報を投稿した場合、発信者の特定を容易にする方策を検討する」と。匿名で他人を誹謗中傷する卑怯な行為を許すな。スピードが肝心。》

 百田尚樹さんや有本香さんにも「誹謗中傷」攻撃は止まない。門田さんは誹謗中傷するものを「卑怯」と断じたが、まさにそのとおりだと思う。

 藤原正彦さんは『本屋を守れ』(PHP新書)で《日本人の場合は惻隠などの情緒や美的感性、卑怯を憎む心、武士道精神に基づく道徳が、私たちの論理の出発点を形づくっている。》と言っている。この「卑怯を憎む心」を日本人は失いつつあるのではないか。

 

 25日の安倍首相の会見に対し、中国共産党が不快感を示しているという。

https://www.asahi.com/articles/ASN5V6760N5VUHBI02T.html

 中共の報道官は、安倍首相の《新型コロナウイルスが「中国から世界に広がった」と発言したこと》について、こう反論した。

「ウイルスの発生源は科学の問題だ。政治問題化したり、汚名を着せたりすることに断固として反対する」

 習隠蔽の舎弟だからこうしか言えない。まあどこの国でも報道官の三下は親分の言うことをオウムのように繰り返すしかないのだ。そしてさらにこう継ぐ。

「中日両国が共に感染症と戦うという努力と期待に背く」

「団結と協力こそが人類が感染症に打ち勝つための最も有力な武器だ」

 わけのわからないことを言っているんじゃないぞ。「共に感染症と戦う」だと?どの口でそれを言っている。共に戦おうなどという姿勢を中共がどこで示しているのか!テメエらが感染拡大していることを隠蔽している間に、日本で安く買い占めたマスクを、「支援」と称してお為ごかしに恩着せがましく送りつけてきただけじゃないか。

「団結と協力」を声高に叫ぶ者が、尖閣海域で日本漁船を追い回すかってんだ!

 毎度のことだけれど、こいつら言うこととやることがまったく違っている。しかしここまであからさまにやってくれるので全世界に中共のいかがわしさが浸透していく。ある意味で習隠蔽の存在は貴重なのかもしれない。

 

 国際話からあまりにも小さい話になる。兵庫県加西市のバカな話である。

《全職員から10万円寄付前提でコロナ予算 兵庫・加西市

https://www.asahi.com/articles/ASN5V7FDPN5VPIHB01P.html

 普通の自治体ならこういうことはやらないよね。たまたま加西市役所には友人がいて、彼は優秀な職員で重職に就いていた。残念ながら、彼は2年前に退職をしている。ヤツがいればこんな阿呆なことはしなかったのに・・・と思ったのだった。

 そもそもね、特別給付金10万円はきわめて個人的なものである。それを歳入に組み込んで予算編成をするとは、首長がいかに財政を知らないかということに尽きる。こんなもの首長のパフォーマンス以外の何物でもない。6000万円を市職員の10万円を当てにして、残りの1750万円を市幹部、市議の報酬カットでまかなうんだとさ。それを全会一致で可決した議会もどうかと思うけれども(笑)。

 広島県がついこの間、「県職員への給付金を新型コロナ対策の原資とする」とぶち上げて、すぐに撤回するというバカをやったばかりでんがな。もう少し、学習しろよ。