仁から学ぶ

 昨日の土曜日、休みの日だったが、会社に出勤した。ある書類を確認したかったためである。出勤してみるとワシャの関係課の係長が出勤していて、ちょうど財政部局から送られてきた資料を打ち出していてくれた。それを自分の席で確認をしていると、財政部局の部長が顔を見せた。

ワルシャワさん、休日も出てこられるんですね」

というから、「部長だって出勤しているじゃないですか」と混ぜっ返してやった。一時間ほど凸凹商事の今後の武漢ウイルス対応の話をして、気がつけば午後1時を過ぎている。時計を確認して、初めて腹が減っていることを思い出した(笑)。

 家へ帰って、あるもので軽く食事をすませながら、持って帰ってきた資料に目を通す。ワシャは無音の状態が苦手なので、音としてのテレビを点けた。そしたらね、「JIN-仁-」

https://www.tbs.co.jp/jin-final/chart/

がやっているではあ~りませんか。

 村上もとかの医療時代劇漫画。もちろんワシャは全巻を持っている。これを大沢たかお綾瀬はるかの主演で平成23年(2011)にドラマ化をしたものである。このドラマを厚生労働省の官僚は見ていなかったのかなぁ。ここに、今回の「武漢肺炎」の対応策がすべて描かれている。感染初期に南方仁医師の言うとおり「隔離」「消毒」を徹底しておけば、673人(5月9日現在)の死者は大きく抑え込むことができていた。

 南方が唱える対処方法に異を唱えた西洋医学所の医師たちと同じ臭みを厚生労働官僚に感じてしまう。

 今日も午後2時から後編をやるようだから、しっかりと勉強することにしようっと。

 

 中国共産党がすさまじい。まさに支那ウイルスである。今朝の朝日新聞にも《侵入の中国公船 日本漁船を追尾 尖閣沖の領海内》という記事が小さく載っている。

 このことに関して日本に帰化した評論家の石平さんが言っている。

「ではなぜ中国公船が毎日尖閣に来るのか。中国は火事場を作って火事場泥棒する。中国共産党は世界の敵」

 さらに付け加えたい。

「火事場から盗んだものを高額で恩着せがましく売りつけに来る」

 支那が世界中の経済の灯を消して、何十万人という無辜の人を殺した責任を忘れてはいけない。

 そのことを踏まえて、そろそろ日本も含めて自由主義陣営は支那中国と手を切らねばなるまい。もちろん支那自由主義、民主主義と取り入れて風通しのいい国家になれば別ですよ。とにかく共産党という王朝が独裁で人民を苛み、周辺国に侵略し、貧しい国に高利で資金を貸し付けて、焦げ付かせて港湾などをどんどんと中国共産党のものにしていく。こんなやり方を座視していいものかどうか、まだ丹羽宇一郎に代表される親中派、金の亡者どもには解らないのである。

 

「文藝春秋」6月号に、順天堂大学の奥村康先生が、《最後は「集団免疫」しかない》と題された寄稿をしておられる。先生のご尊顔も題とともに掲載されてあるのだが、つるりとしたスキンヘッドで、このまま和服をお召しになると、仁とともにコロリと戦った松本良順を彷彿とさせる。

 その奥村先生が言っている。

《この戦いは必ず人類が勝利します。》

《どのようにしてウイルスに勝つのかと言えば、最終的には「集団免疫の獲得」に他ならない。》

 結論を先に言われる論の立て方が気持ちいい。そしてこう続ける。

《自然免疫が外敵と戦っている段階では、特に症状はありません。(中略)自然免疫だけでは勝ち目がなくなった時、今度は獲得免疫が出撃していくのです。》

《獲得免疫は軍隊なので、攻撃も大掛かりです。そのため、この戦いが始まると人間も気付くことになる、つまり症状が出るのです。》

《事前にワクチンを接種することで免疫に軍事訓練をさせておき、本物のウイルスが来た時には「待ってました」とばかりに総攻撃をかけられるように準備しておくのです。》

 とても解りやすく、武漢肺炎対応を書いておられるので参考までにご紹介したようなことである。

 

 奥村先生の論を読んでいて、ワシャはハッとしたのだった。

「自然免疫が外敵と戦っている段階では、特に症状はありません」

 この部分を、前の朝日新聞の記事に重ねてみてください。

 尖閣周辺で、必死に海上保安庁自衛隊が対応していることが、すなわち自然免疫が「外敵」と戦っている図式ではありませんか!

 銃後にいる我々国民には、そのヒリヒリするような緊迫感は、本当に敏感な人間にしか伝わっていないんです。もちろん親中派という鈍感な連中や、サヨクという無神経な連中には症状すら出ていない。金儲けに奔走する経済人は、多少病気に罹っても金さえ手に入るなら・・・と思っている。

 日本という無防備な患者は、今、自然免疫が必死に「外敵」と戦っている。このまま自然免疫が、敗北するようなことがあれば、ウイルスの増殖がはじまって、患者の全身を蝕んでいく。

「獲得免疫である軍隊」を持たなければいけません。「獲得免疫である軍隊」に訓練を積んでおかなければなりません。

 

 これはあくまで「中国共産党肺炎」から日本国民の命を守るためのことでありますが、ウイグルチベットが、今、瀕死の状態であることを鑑みれば、どういったウイルス対策を取るべきか、それは自明の理だと思うのですが。