武漢肺炎その10

 無能なリーダー(頭)を戴いた集団は命の危機に陥る。作家の門田隆将さんがこんなことを呟いている。

《「パンデミックが加速」とWHO。中国の支配下を露呈し、完全に信用を失ったが危機であるのは確か。感染者が初確認されてから▽10万人までに67日間▽20万人まで11日間▽30万人まで4日間との事。大阪に比べ東京の緩さが心配。警鐘を鳴らす情報公開の度合いが全く違う。知事の差。》

 前段はそのとおりで「危機であるのは確か」なのである。そして後段、「大阪に比べ東京の緩さが心配」って、おいおい、愛知の緩さはどうしらいいのか?死者数で全国ワースト1、感染者数でもじきに北海道を抜く。東京は昨日で北海道を上回った。知事の差は如何ともしがたい(泣)。

 

 タワケ!田分けではないか、マスクワケ!

 今朝の朝日新聞三河版に情けないニュースが載っている。

《中国の友好都市へ送ったマスク…「在庫あれば返して」愛知・豊川市が中国側に要望 備蓄底つく見通しで》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00027465-tokaiv-soci

 市長自らが「見込みが甘かった」ことを認めている。おそらくパフォーマンスで先走ったのだろう。この言い方からするとトップダウン臭が強い。まぁこの市長、素直でいいけれども、「在庫有れば返して」は情けなさを通り越して、悲しいほどである。矜持はないのか。

 一旦出したものを「返してくれ」と言っているのだ。これほど恥ずかしいことはあるまい。口が腐っても言えないことを、「市民のため」というパフォーマンスでいけしゃあしゃあと言えるその口が恐い。

 2月11日の日記

https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2020/02/11/114352

にも書いたけれど、その頃には店頭からマスクが消えていた。

 しかし、名古屋市岐阜市豊橋市豊川市などは、パフォーマンス知事に続けとばかりに、続々と支那製のマスクを支那にマスクワケしていたワケやね。タワケ。

 

 昨日の新聞各紙が「あいちトリエンナーレ」の補助金交付について報じている。

 大村知事記者会見の記事。

朝日新聞

《ただ、決定を巡る多くの質問については、「文化庁側と折り合った」と繰り返すにとどめ、詳しい説明には踏み込まなかった。》

《「愛知県として瑕疵を認めたのか」と問われたが、明言を避けた。補助金交付についての感想でも「特にない。文化庁と協議し、この形となった」と述べるにとどまった。》

中日新聞

文化庁は(中略)県が減額を申し出た上で「遺憾の意を示した」などと理由を説明。県は訴訟も準備していたが見送る。》

大村秀章知事も(中略)「文化庁から、お互いに意思疎通できなかったことは、遺憾で、今後は認識共有をして 文化芸術の発展に資するようにしたい、と表明があった」と話した。》

毎日新聞

《大村知事は、県側に瑕疵はなかったと説明しつつも、理由などの詳細は語らず「協議の結果」を繰り返した。》

 

 一事が万事なのである。この知事の発言は歯切れが悪過ぎ、自分に都合の悪いことは説明をはぐらかすばかりだ。「県側に瑕疵がなかった」とするなら、その理由をはっきりと県民にも知らせよ。そういったことを明確にしていくことこそが、県民の信頼を得る第一歩なのだ。

 武漢肺炎についても、愛知県はなんだか鈍い。知事が頼りなんだからしっかりしておくれ。