ううむ、かなりの遠回りをしてしまった。
このところ「武漢肺炎」や「政治家」のこととか、生臭い内容が多かった感じがしていたので、今日は「歳時記」からでもネタをひろって、当たり障りのないことを書いてみようと思ったのが、「アチャー!」なのだった。
『日本史歳時記三六六日』(小学館)はメチャメチャ愛用しているもので、ワシャの書庫の中でもかなり古手のほうなのじゃ。そこで、つらつらと「2月16日」のページを見ていると、大きなネタとして「一休和尚、大徳寺の住持となる(1474年)」とあった。これだ!ワシャの貧弱な脳味噌が動きましたぞ。
ワシャは、凸凹商事を若くして(笑)中途退職をした。その時に、退職のご挨拶ということで、関係者のところに退職報告の葉書を配った。その葉書は、やっぱりワシャが変なヤツなので、一風変わった葉書となった。通常なら定型的な挨拶文に決まっている。今までいただいた先輩たちの葉書はそうだった。しかし、ワシャの葉書には前面に背景が薄く入っている。要は「絵入り」の葉書にしたのである。その絵が「一休宗純和尚」、それも「シャレコウベをかざした一休」の絵なのである。
一休の話に、正月早々、杖にシャレコウベをくっつけて京の家々を門付けして歩いたというものがある。「門松は 冥途の道の 一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし」と、正月を浮かれ騒ぐ連中を皮肉っているのだ。
ひねくれ者のワシャも、そこからちょいとひねくって、「毎年来る正月とそれほど差のない人生の一里塚程度のものでしょ」ということで、一休の絵を自らが書いて、退職の葉書の背景に使った。
その原画をアップしたくて、「一休の絵」を探し出したのが甘かった。いやー、大掃除のようになってしまって、結果として原画は見つからなかった。
で、午後6時に以上を書いているのだった。もちろん絵もアップできない。そのかわりスケッチブックの整理はかなり進んだ(トホホ)。