社説の逆

 今朝の朝日新聞「社説」。

《陸上イージス 計画を見直す時だ》と題され、内容はそのままなので読む必要もない。

 でも、おもしろいのでちょいと揶揄ってみたい。のっけは《「イージス・アショア」の配備先の計画見直し論が政府内で浮上している》と書いて、これを受け、《かねて朝日新聞の社説は、限られた防衛予算の中で、巨額の投資に見合う効果があるのか、疑問を呈してきた。》と言う。

 かねてから朝日新聞の社説が言ってきたならば、「防衛予算を限ってきたこと」は間違いだったということ。ワシャのように自衛隊関係者との交流もあり、防衛については小学生の頃から「コンバットごっこ」をやって研鑽をしてきた人間にとってみれば、今の東アジア情勢というのはヒリヒリするほどの緊張感がある。平和しか見てこなかった「お花畑の住人」には絶対に理解できないだろうが、日本はかなり危険な状態にある。実の兄を平然と殺す狂犬が核ミサイルのボタンを持っているのである。日本列島はすべて北朝鮮の中距離核の射程に入っているにも関わらず、日本人のいかに呑気なことか。

 少なくとも現在の日本の迎撃システムでは、北朝鮮のミサイル攻撃に対応することは不可能だ。社説は《迎撃ミサイルと地対空誘導弾「PAC3」による2段構えの体制をとっている。》ので、大丈夫だというニュアンスで書かれている。その上で《そこに2基で5千億円を超す陸上イージスを、加えることが、費用対効果の面から適正と言えるのか。》と主張している。

 まず、2段構えでも日本列島は守れない。おそらく陸上イージスを2基備えたとしても、北朝鮮から撃ち込まれる核ミサイルを防ぎきることは不可能だろう。

 しかし、だからといって売国朝日の言うように「費用対効果」で語るべきものではない。いいか朝日、日本国民の命を守ること、日本の国土を防衛することに「費用対効果」などという考え方が適合するわけがなかろう。どれだけの費用が掛かろうとも、北朝鮮に拉致された同朋を救出しなければならない。「費用対効果が見込めないんで、救出は止めておきましょう」とお前ら、クソ新聞が世論誘導した結果が、今の悲劇につながったのだ。「費用対効果が見込めないんで、北朝鮮の拉致被害はなかったことにしておきましょう」と社会党のクズどもが言ったから、現在の体たらくになってしまった。

 もっともらしく「費用対効果」で偉そうに社説を書くな!ボケ!

 紙面の無駄でしかない社説は《厳しい財政事情のもと、この計画の妥当性と実効性が、厳しく問われなければならない。》と結ばれている。

 財政は厳しくなく、国民の命を少しでも守れる手段であるなら、どんどんと実行していけばいい。

 

 とくに朝日新聞紙がここまで、口を極めて「見直せ」「本末転倒だから見直せ」「費用対効果の面から適正と言えないので見直せ」と言っているところを見ると、どうやらこの「陸上配備型迎撃ミサイルシステム」は中国共産党北朝鮮が嫌がっているということですな。だったらドンドン推進しなければいけない。

 奴らの嫌がることが、則、日本の国益となる。めでたし。