香港は燃えている

 香港は戦場と化している。人民解放軍の混じった香港警察は、香港市民に対してまったく遠慮せずに暴力を振るうようになっている。

 そのことを、テレビやマスコミは報道しない。偏向報道が目立ってきた地上波は、もうそろそろ限界になっているのかもしれない。NHK、TBS、テレビ朝日がまったく報じない惨憺たる現実がネットニュースにはあふれている。

 以前のネットは信頼がおけなかったが、今や地上波の偏った放送に比べればはるかにまともな内容を報じている。いやいや、おそらくネットがなければ、安倍政権はマスコミに何度も潰されていた。野党のデマに何回騙されていたことだろう。

 

 直近では、新潟選挙区の森という参議院議員のことである。もうあっちへいったりこっちへいったりしているので、何党かも覚えていないが、その森某が、自身のずぼらのせいで霞が関の事務方を何人も、台風の夜に徹夜をさせてしまった。台風が関東を直撃した夜である。家族のある役人は自宅に帰りたかっただろうが、質問をいつまで経っても出してこない議員がいると、それをずっと待ち続けなければならない。

 そのことを含めて、嘉悦大学教授の高橋洋一さんが森某の愚行についてネットで批判すると、今度は高橋さんを攻めてきた。高橋さんが森某の質問内容を事前に把握していた、官僚からそれが漏れていたと言い始めたのだ。

 ところが、これは森某の単なる阿呆を顕すことになる。高橋さんのツイートの時間を見て、自分の質問時間より早かったので、「漏えいだ!」と大騒ぎを始めたのだが、これが実は、高橋さんのツイートに表示された時刻がアメリカの時間で、日本時間に直せば、森某の質問のテレビ放送の後にツイートしていたのである。

 そのことにしても、また民間人の住所をツイートで露わにしてしまったことなども含めて森某はなんの説明責任も果たしていない。

 虎ノ門ニュースの突撃取材に対して「わかんな~い。わかんないものはわかんない。すいませ~ん」と応えただけだ。

 人を攻める時には厳しく責めるくせに、自分はまったく説明責任を果たさない。これが現在の反日野党の典型的な姿であろう。

 話が長くなったが、こんなどうでもいいことでも、おそらくネットがなければ、森某の政権を攻撃する姿ばかりが強調され、高橋さんたちの弁明は、保守であるだけにどこにも報じられず、国民はなんとなく「森の言っていることが正しいのでは」と思いこませられる。

 こういったマスコミの世論誘導が効かなくなってきたこともネットの良さと言っていい。

 

 香港は、すでに「天安門」のとばくちに立たされている。このまま中共のやりたいようにさせていれば、多くの香港の若者たちの血が流されることだろう。

 日常的に「人権」を叫ぶ反日左翼の皆さんは、せめてこういった人権の危機の時に声を上げるべきではないのか。桜がどうの、招待者がどうのこうのと言っている場合か。反日の盟主の鳩山が首相の時に同じことをやっている。結局、ブーメランで返ってくるのだ。つまらぬことでギャーギャー騒ぐ前に、香港に目を向けよ。そして来春の習近平国賓での来日を阻止せよ。そのくらいはやれよ。左翼の皆さん。

 

 このところ、保守陣営の女性の話を聴いてきたが、やはりモノがいいねぇ。中山恭子さんしかり、櫻井よしこさん、曽野綾子さん、有本香さん、己の中に基準があって、そこがぶれない。そして「公」を大切にして「私」を捨てている。

 森某に、彼女たちの万分の一でも教養があれば、もう少しまともな国会になるのだが。

 

 香港の話だった。香港は今、燃えている。何度でも言う。香港は、今、若者を殺戮する戦場となった。若者が血まみれになって倒れる映像を見よ。妊婦が警官によって暴行される動画を見よ。至近距離で撃たれる若者、警棒で殴打される若者・・・もちろん過激な学生の映像もある。そのどちらも、地上波や大手新聞はなにも報じていないではないか。香港の若者が、銃弾に、催涙弾に、警棒に、撃たれ打たれ血を長している。この現状を、日本のマスコミはのんびりと傍観していていいのか!そんなもの保守もリベラルも反日も関係ねーだろう。香港の若者を助けるために、ペンで戦えよ、論陣を張れよ。ネットに負けているんじゃねーぞ。