善処せよ

補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」の第29条にこうある。

第二十九条 偽りその他不正の手段により補助金等の交付を受け、又は間接補助金等の交付若しくは融通を受けた者は、五年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

 ということなのである。「表現の自由」とか高邁なことを言っているが、無知な津田大介が、この法律に抵触することをしでかしてしまった。それを誤魔化そうと、知事を先頭に「表現の自由」を喚いているだけなのである。

 

虎ノ門ニュース」でもこの件を取り上げていた。レギュラーコメンテーターの有本香さんが大村知事についてこう述べている。

「この人信念がない。自民党の頃から、こっちにふらふら、あっちにふらふらというタイプ」

 それについて、こんなエピソードを語った。

「2012年に、河村市長が南京虐殺について、『あれはなかった』という発言をして、反日メディアが大騒ぎをしたということがあった。名古屋市には『河村ガンバレ!』という電話が殺到したそうだが、中国に阿った関係者から『発言を撤回してお詫びをしたほうがいい』という意見が出た。その筆頭が大村知事だった。たまたま取材の流れから大村知事の名前が顕れてしまったが、その時、河村さんは『大村知事の名前は伏せてくれ』と言って大村さんをかばった。ところが、大村知事にはそういったところがまったくない」

 ううむ、河村市長は武士(さむらい)だね。一方は、7年も前からヒダリだったのか。知らなかった。

 県知事には、即位礼の招待がきている。しかし、昭和天皇を焼いて踏みにじる反日プロパガンダを開催し、かつそれを擁護する大村知事は、そりゃ即位礼には行かないよね。不遜ながら思う。昭和天皇を燃やす男に、陛下もお会いになりたくないだろう。

作家の竹田恒泰さんは「即位礼には来ないでほしい。二度と陛下の前には来ないでほしい」と厳しい。

「私もこの人だけはダメだと思うわ」とは有本さん。加えてこう発言している。

「知事は話をすり替えて、自分が責められるのを逃れようではなくて、まじめに受け留めてほしい」

 

「あいちトリエンナーレ実行委員会規約」にこうある。

 

第3条 実行委員会は、あいちトリエンナーレ(以下「トリエンナーレ」という。)の準備及び開催運営等を行うことにより、次に掲げる事項を達成することを目的とする。

(1)新たな芸術の創造・発信により、世界の文化芸術の発展に貢献すること。

(2)現代芸術等の普及・教育により、文化芸術の日常生活への浸透を図ること。

(3)文化芸術活動の活発化により、地域の魅力の向上を図ること。

 

 今回のことで、この3つが達成されたか?されつつあるか?

 少なくとも、反日プロパガンダの部分は「世界の文化芸術の発展に貢献」になっていないし、「文化芸術の日常生活への浸透」にもなっていない。(3)の「地域の魅力の向上」にいたっては、愛知県民が「反日プロパガンダ」を許しているように捉えられて、左ではない愛知県民は大いに迷惑している。大村知事のやっていることは、完全に実行委員会規約違反である。

 さらに、規約の第6条3項に「会長代行は、名古屋市長をもって充てる。」と書いてある。その会長代行をないがしろにして、なにが実行委員会か!

 

 今からでも遅くはない。すべてを会長代行に報告・連絡・相談して、適正なかたちに戻すこと。そこに一片の保身も入れないことが、今後、愛知県民の先頭に立って前に進んで行くリーダーとしての資質が問われることになるだろう。

 今上陛下の前で胸を張って直立しているためにも、今、善処すべきだと思う。