今朝の朝日新聞１面。《ＡＩ兵器が攻撃判断 禁止》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14143730.html
《人工知能（ＡＩ）を搭載するロボット兵器について、２０日からスイス・ジュネーブで開かれる国際会議で、兵器自らが標的を選んで殺傷の実行を判断することは認められないとする指針案が正式に採択される見通しになった。》
要するに次世代の兵器であるＡＩロボットの規制を始めるということ。現状で、米ロ、イスラエル、韓国などがＡＩ新兵器の開発を進めているという。もう鉄腕アトムやガンダムの世界が目前に迫っているんですな……などという、お気楽な話ではない。すでに無人偵察機やドローン兵器などが開発され、それぞれがＡＩで動くようになってくる。ＡＩに交渉など不可能であり、ＡＩにインプットされた条件に合致すればそれはそのまま相手への攻撃となる。人が全部死に絶えても、ＡＩ兵器は活動を止めず、ある一定の条件さえ揃って、それが起爆スイッチを押すとするならば、地球上の生命が死滅しても、まだ地上では核爆発が起り続ける。そんなシナリオもあり得る。
これに歯止めを掛けようということなのだが、どこまで実効性があるのか不安だ。
《中国機、海自の護衛艦標的に訓練 探知能力秘匿を優先し政府非公表》
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6333756
要するに支那の人民解放軍の仮想敵国は日本であり、自衛隊であるということ。さすがリアリティのある人民性をもつ支那だけのことはある。対外戦略が地に足がついている。
自衛隊を仮想的にして訓練をしている支那、実際に自衛隊機にレーダー照射をして「していないニダ」と嘯く韓国。この現実を突き付けられても、まだ「話し合えばわかるのよ～」と言って憚らない田嶋陽子に代表されるお花畑日本人のいかに多いことか。とは言っても数％のことだけど、しかしこいつらの声はでかいし、メディアの中枢や愛知県の内部にまで入り込んでいるので厄介だ。
香港では、天安門に似た状況がつくられつつある。アフガニスタンでは、結婚式場で自爆テロがあって６３人の市民が死亡した。中距離核条約は破棄されて米・ロ・中はその分野での軍拡競争を始め出す。北朝鮮は完全に核保有国になったし、韓国の敵国はどう考えても日本でしかない。
この状況を昭和２０年代に見越していた昭和天皇は「憲法改正」と旧軍の失敗を検証した上での「再軍備」を提案しておられた。「吉田首相に話したい」とまで言われていた。しかし、昭和天皇が政治に関与することなく、だから憲法改正議論が７０年も遅れてしまったわけだが、現在の国際情勢、東アジア情勢において、日本がしっかりと軍備を整えないことが、大きな混乱を招いている。いいですか、現状で、自衛隊員はその定数を割っている。国防要員の数が確保されていないのだ。日本は日本の絶対国防圏を自国だけで守りきれない。まぁ昭和天皇のご真影すら守りきれず、どこぞのバカにバーナーで焼かれて足蹴にされる国民である。そんな国民に国土を守れるわけがない。
多くの国民はまだお花畑の夢を見てまどろんでいる。しかし、軍事、地政学、国際情勢、そして戦争の歴史など、視野を広げて俯瞰をしてもらいたい。存在していなかった「慰安婦」、「徴用工」などで盛り上がっている場合ではないのだ。
日本を「敵国」指定している国は臨戦態勢に入っている。事実、人民解放軍の核弾頭は、日本の都市に照準が合わされている。そんなことは常識なのだ。これを右寄りの妄言と言うなかれ。冷静に考えてみよう。あなたが核兵器を所有する大国Ａのトップだとしよう。その核兵器の照準をどこに合せますか。造っておいてどこにも照準を合わせておかないなんてことはないです。ああいった兵器はつねに運用しておかないといざという時に使えない。だから、常にどこかの国に照準を合わせて臨戦状況に置いておくことが基本なんですね。とすると、友好国に照準を合せますか？しませんよね。あるいは自国になるかもしれないところに放射能を浴びせたりしませんよね。つまり敵対する国、あるいは敵対する国の軍が駐留する国、あるいは敵対する国が駐留軍を撤収した空白国に照準を合せて、脅しとして使う。ときには本当に使う。そう考えるんじゃありませんか。
「友好国には使わない」と言うと、田嶋陽子あたりが「だから友達になればいいのよ」と反論してくる。この場合、軍事力の格差がある国家間では、少なくとも独裁国家、覇権主義を捨てない軍事国家とそうでない非武装国家では、対等な友達にはなれず、力のない方が「奴隷」となるほかはないのである。
奴隷になりたくないので、香港市民は必死にデモを繰り返している。この現実を頭の中がお花畑の人たちは真剣に考えてもらいたい。
と言いつつ、一度、洗脳された左翼脳は視野狭窄になり、排他的になり、虫目でしか現実を見られないからなぁ。
