津田大介という不自由

 東京の2日間は、仕事以外はどこにも寄らず永田町、霞が関界隈を走り回っただけで、昨日の午後8時半頃、帰路のご苦労さんビールも飲まずに三河に帰ってきた。いやはや疲れたわい。

 

 帰ってきてビールを飲みながら、新聞を寛げていてびっくらこいた。明日(今日)から「あいちトリエンナーレ」が開幕するという記事が目に飛び込んできた。そんなものにはさしたる興味はないが、たまたま名古屋に行ったときに、やっていれば眺めるくらい。3年に1回やっているようだが、はっきり言って自己満足的な作品が多いと感じている。

 でね、今回驚かされたのは、なんと「朝鮮半島戦時売春婦」のあの少女像が作品として展示されるという。おいおい。記事を読めば、芸術監督を津田大介氏が務めるんだとさ。あちゃー!それでこんな変な企画が湧くんだな。津田氏、ジャーナリストを名乗りながらも、発言に一貫性がなく、まっとうな識者達から厳しく指弾されることも多い人物である。彼がからめばこういうことになるわなぁ。

 ワシャはトリエンナーレにいわくのある像の展示は反対である。7月28日の日記では、自衛隊の展示を中止に追いやった共産主義者を責めておいて、こっちの展示にはクレームつけるのか……と思われるかもしれないが、これは矛盾しない。

 自衛隊は、現に存在し、彼らは日本全土で起こる災害に率先して対応し、何百何千という人の救助をし、何十万という被災者の支援をしている。また、不埒な隣国からの侵入者には、つねにスクランブルをかけて、日本の国土・領海・領空を守っているのである。その防人たちの車両を展示して何が悪い。

 一方の「売春婦像」であるが、これはまったくの捏造であり、韓国の一部の卑しい連中が日本人の強過ぎる「歴史贖罪意識」に付け込んでき「たたかり事件」だったことはすでに証明されてしまった。全世界に「日本人の嘘の悪逆」をプロパガンダするために使用されたイデオロギーの塊を、なぜ今名古屋で展示しなければならないのか。日本政府はこの像を撤去するように求めているものである。

 日本人の誇りである自衛隊、日本人の尊厳を貶める嘘の像、この二つを並べることさえ躊躇われるが、前者の展示を進め、後者の展示の排除を求めることは、日本人として愛国者としてなんら矛盾するものではない。