山東昭子氏が自民党比例区のドべ前で辛うじて当選を果たす。御年77歳、8期目が終わった時83歳になっている。今回、参議院議長の就任するというが、さしたる実績もない人物が8期×6年=48年も参議院議員をやり続けなければいけないほど自民党は人材が払底しているのかにゃ?政界というところはことさらに年功が尊ばれるところである。申し訳ないけれども、老害となるよりも静かに引退をされたほうがよかったのではないか。
22日、2つの弁護士グループが《21日に投開票された参院選の選挙区で、最大3・00倍の「一票の格差」があったのは「投票価値の平等に反して違憲だ」として》全国の高等裁判所に一斉に提訴したんだとさ。お暇なこって。
ワシャは「人口の格差」はあってしかるべきだと思っている。「一票の格差」は人の頭ばかりを念頭に置いているが、選挙区の面積ということも考慮すべきではないか。例えば島根と鳥取の合区は東西280キロもある選挙区なんですぞ。これをたった1人の参議院議員が担当する……それって物理的に無理でしょう。大阪府は4人の参議院議員が担当しているから1人あたり472平方キロでいい。しかし、島根・鳥取は1万平方キロを超える面積を有している。太田房江議員の20倍のエリアを舞立昇治議員を1人で回るわけだ。これって格差ではないのかにゃ?
「国会議員などクズばっかりや」と作家の百田尚樹さんは言うけれども、ざっと顔ぶれを見ると、経済産業大臣の世耕弘成議員、元文部科学大臣の林芳正議員、髭の隊長の佐藤正久議員など10人くらいはまともな人材がいる。この手の議員がもう10人ほど増えてくれれば、日本の将来も安泰なんだけどね。