顔について

有村藍里さんの整形告白に反響 コンプレックスのきっかけになった誹謗中傷には疑問の声も》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00010003-huffpost-soci

 有村藍里さんが整形をしたという。タレントが自分の納得できる顔にするということは、別段なんの問題もない。高須先生に頼んで大いに直していけばいいと思う。

 それにしても、整形の動機が悲しい。

《「3年前ぐらいに有村架純の姉ということが新聞の記事に載ってバレてしまって、その時に私の写真だけがネットで出回ったんですけど、一番言われたのが口元が残念ということをすごい言われたので、そこから自分の口元が気になりだして」と告白。》

 ああ……ネット民のいいかげんなことよ。有村藍里さんは、元の顔もかわいかった。ネットで誹謗した連中は「口元が残念」って言っているんだが、それは妹の架純を基準にするからそういう評価になるだけのこと。よくあるでしょ、そっくりさんの番組で、例えば福山雅治のそっくりさんが登場すると「えー?」となることが多い。それは福山雅治というスターを基準にして見るからで、普通にその福山似の若者が街を歩いていれば充分に美男子であることが多い。

 今回のことでも、有村架純という基準から考えれば、目の大きさが残念、鼻の高さが残念、口元のかたちが残念という話になるだけで、藍里さんの個性としてとらえれば、整形前のお顔も充分に魅力的で、目は慈愛の深そうな印象を受けた。口元だってぽってりとして魅力的だと思う。もちろん妹似になった術後も素敵だけどね。皆さんも見比べてみてくだされ。

https://www.shuchannel.com/archives/10657

 女優の顔は少し欠点があるほうが個性的で魅力的だ。『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースだって鼻が残念だし、『ひまわり』のソフィア・ローレンだって口が分厚い。バーブラ・ストライサンドなど目も変だし鼻はでかいし、ハリウッド女優の中でも変な顔と言っていい。でもね、バーブラが、映画『追憶』の中で見せる素敵な女性像は、中学生のワシャに心地いい印象を残した。あの、ロバート・レッドフォードと、はだしで海岸を歩くシーンでのバーブラの素敵なことといったらありゃしない。

 世界的な映画女優の顔の欠点を論おうと思えばいくらでも挙げられる。でもね、女性の魅力、美しさというのは顔かたちだけではない。内面からにじんでくるものが圧倒的に優勢だと思っている。

もちろんそれは男性にも言えることで、若い頃には宝石のような輝きを持っていたアイドルが、厄年あたりから下品な顔立ちに変貌していく例は枚挙に暇がない。

 

男も女も、内面を磨かなければ真の美しさには到達しないと思っている。