日曜日の午後10時半。もうワシャにとっては、そろそろ寝床にはいって読書を始めようかという時間帯なのである。しかしこのところ日曜日のその時間に観なくてはいけない番組「今日から俺は」が始まっちゃったんですよ(泣)。
https://www.ntv.co.jp/kyoukaraoreha/
80年代のツッパリの話である。ワシャは70年代後半のツッパリだったので、その頃の匂いが80年代にもまだ濃厚に残っていたんですね。これがなつかしい。主人公の伊藤が着ているチョーランなんて大学の応援団ぐらいしか着ないでしょ。でもワシャは高校時代に着ていたし、金髪の三橋が着ているタンランは、ちょうどワシャらの頃から流行りだしたものである。ワシャはガキの頃から保守的な性格であったために、チョーランで最後まで通したけれど、流行に敏感な私鉄沿線から通っていた相棒は高校2年の秋にはタンランを仕立てて学校に着てきていた。だから三橋のタンランのルーツは70年代の後半に出てきたものなのですな。
とはいえ、伊藤や三橋のようなヘアスタイルはいなかった。まぁリーゼント、パンチパーマ、カールアイパーが主流の頃であり、ようやくアフロや茶髪が出始めた頃である。金髪や、あんなツンツン頭はいなかったなぁ。
それでもね、ワシャのリーゼントは庇の長いのが有名で、ロレアルドパリのエルネットサテン(ずいぶん昔のことなので名前が違ってるかもしれない)のヘアスプレーは週に1本を消費していた。庇が長いからね、雨が降って来ても、周囲の人間より気が付くのが遅いんですわ(笑)。
とくに可愛いのが、スケバンの早川京子ちゃんである。あのチョー長いスカートもいいし、好きな伊藤の前では清純さを装うところがなんとも言えず魅力的だ。それこそ70年代後半に「真面目」な少女以外は「普通」の女子高生も少しばかりスカートの丈を降ろしていた。突っ張っていた娘はそれこそくるぶしまでスカートを伸ばしていたものだが、そういう娘でも集団から離れると普通の可愛い女子高生だった。それを京子ちゃんでデフォルメしているのだが、そういった匂いが随所に立っているのでたまらない。
日曜日の回は、宿敵の開久高校との対決だった。頭の片桐は純正のツッパリで、保守的70年代のワルと言ってもいい。ファッションのみを取り上げれば、ワシャらの時代の代表的な雰囲気を持っている。
ここからはワルシャワの思い出でヤンス。
昼の放課のことである。ワシャが校舎の一番奥の教室でトランプゲームをして遊んでした。そうしたら後輩のツッパリが飛び込んできて「先輩、J高校の番長が殴りこんできました」と言うではないか。
ワシャは、A高校の番長連合(笑)に名前を連ねてはいるが、穏健派でとおっていて、そういった荒仕事はしないことにしていた。だから「ノブに行かせろ」と、A高校で一番強いのを指名した。後輩たちは何人かで校舎じゅうを探し回ってまた戻ってきた。
「ノブ先輩は昨日から彼女と京都に遊びにいってしまって……」
「それじゃぁホウバに出てもらえ」
ホウバというのがワシャの相棒でタンランを着ているやつだ。高校時代に一番仲のよかった男で、これも喧嘩が強い。というか思い切りがいい男で、私鉄沿線ではかなり名前が知れ渡っている。
後輩たちはまた校舎じゅうを探したようだ。そして報告がきた。
「ホウバ先輩は、昼から彼女と早退したそうです」
おいおい、まだ授業は残っているんだぜ。なんで京都に行ったり、早退するかなぁ。それじゃぁワシャが出なければいけなくなるじゃん。
仕方がないので、校門脇で待っているJ高校の阿呆に会いに行きましたがな。ただ平和主義のワシャは、後輩たちに「A高校に残っているワルを全部集めろ」と指示を出しておいたのだった。さあてA高校VSJ高校はどう展開していくでしょうか。
こんなことを思い出させてくれるので、「今日から俺は」をついつい観てしまうのですね。