搾取も抑圧もない共同社会(笑)

 基本的に反日の連中は卑怯である。作家の百田尚樹さんの天理市での講演会に際し、「殺害予告」までして妨害しやあがった。それでも主催者側は怯むことなく開催し、というか殺害予告をされた百田さんが、まったくびくともせず、講演を実施し、何事もなく終わったとのこと。まことによかった。
 昨年だったか、一橋大学の「百田講演会」も爆破予告や殺害予告があった。このことをもっけの幸いと、主催者の中に紛れていた反日学生が、講演会中止にもっていった。このために百田さんの出番は直前になくなった。あれで味をしめたバカが、また天理での講演会に卑怯な手を使ったが、さすが天理教青年会、よくぞ開催した。偉い。
 ジャーナリストの有本香さんは《こんな露骨な「言論の自由の侵害」に「あ、あの人たちね」と私たちが慣れてしまうのはよくないと思います。》と警告している。

 つい先日、この日記にも書いたが、埼玉県の鴻巣市自衛隊イベントが中止になった件も、この殺害予告と同根である。これは明確に「共産党」という組織が圧力をかけた。「迷彩服を着たい人は着る」というのは自由である。共産党員が、迷彩服を着ると軍靴の音が聞こえるというなら着なければいい。着るのも着ないのも自由だ。でもね、着たい人たちのイベントを妨害することは、おまえらが常々言っている「自由平等」ではないよね。それにだ、鴻巣共産党員も尊敬している不破哲三氏は平成12年に「自衛の権利は認めている。敵が攻めてきたら自衛の行動をとる。当面、自衛隊を解散するつもりはない」と言っている。おまえらのトップが迷彩服を認めているじゃん。そのダブルスタンダードをなんとかしろよ。
 自分たちのイデオロギーに反するものは全てを排除する、というのはけして健全なことではない。それでは中国共産党と変わらない。中共と違うというのなら、きちんと議論をしてみせろよ。例えば、百田さんが気に入らないなら、自分たちが主催するフォーラムでもなんでもいいからそこに呼んで、有田芳生でも福島みずほでもいいし、18年間も日本共産党のトップに君臨し続ける志位委員長と議論をさせれてもいいんじゃないの(やる根性はないと思うけど)。そのことに気が付かない限り、共産党を筆頭にした左巻きは、多くの国民に支持されることはないだろう。

 そもそもを言っておこう。ロシヤ革命後にレーニンによってつくられた「コミンテルン」は、全世界を共産主義化するために、全世界でスパイ活動や工作活動を開始する。「コミンテルン」から指示を受けて「絶対主義的天皇制打倒のためのブルジョア民主主義革命」を武力闘争で実行しようとしていたのが「日本共産党」である。戦前の治安維持法はとやかく言われるけれど、日本で国家転覆を目指す組織があるのだから、警戒するのは当たり前だよね。
 20世紀の末に「コミンテルン」の大本山ソ連は消滅してしまった。ソ連の掲げた共産主義は破たんしたイデオロギーであったことが70年にわたる実証実験で証明されたのである。その犠牲者は途方もない数に上ったけれど、世紀の大実験は大失敗に終わった。そう終わったのである。

 あら!
 ここまで書いてきて、新聞を寛げたら、藤田六郎兵衛さんの訃報を見つけてしまった。このところ能の舞台でお見かけしないなぁと思っていたのだが、闘病をなさっておられたのか……。勢いのある艶のある笛の音が好きだった。源博雅もかくあったのではと思わせる名手だった。ご冥福をお祈りする。