ワシャには恩師がたくさんいる。それは実際に学校で教えてくれた教師というより、書籍や講演で阿呆を導いてくれた人たちである。司馬遼太郎倉本聰呉智英日垣隆などの著作群は、ワシャにとって、すべてがバイブルと言っていいほどの価値を持っている。

週刊ポスト」の呉さんの連載がおもしろい。呉さんが10年以上前から警鐘を鳴らしている「暴走万葉仮名」(漢字の無理読みで付けた子供の名前)について書いてあった。
「胱」(あかり)、「腥」(すたあ)、「腟」(らいと)などという名前が本当につけられているんだとさ。「しょうべんぶくろ」に「なまぐさい」にまさに「ちつ」ですぞ。「月」に「光」だから見た目がいいとでも思ったんでしょうね。それにしても「腟」なんか辞書を引けよって話ですわなぁ。呉さんは言う。
暴走万葉仮名の子供は、名門幼稚園の入試ではねられるし、将来就職試験の時も同じ憂き目にあう。》
 そりゃそうだ。「腟」なんて名前をぶら下げていたら、その親の知的レベルが危険水域に達したバカってことを暴露しているようなものだ。
 と、いうような内容で、とてもおもしろかった。先生にはいつも教えられるな〜。

 実際の恩師からもいい言葉をいただいた。元校長先生で、あるところでご指導をいただいた方である。
 ワシャがある人生の決断を報告しに行った時に、この言葉を贈ってくれた。

「夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし 計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし 故に夢なき者に成功なし」
 この言葉の後に「がんばってください」と言ってくださった。

 師とは、ありがたいものだ。