2004年に、上海総領事館に務める日本人男性が自殺するという事件があった。当時は新聞や週刊誌で取り上げられ、日中間の激しい情報戦争を垣間見せる重大事件だったと記憶している。この件について作家の百田尚樹さんから拡散依頼がありましたので。お急ぎのかたは4分50秒くらいからご覧ください(音が出ますよ)。
https://www.youtube.com/watch?v=KGpJF1YsHIQ
中国共産党の悪質なハニートラップに引っ掛けられた領事館員が、命を賭して情報漏洩を未然に防いだ。こういう悪質な情報戦が国際社会では当然のように実行されている。日本のようにスパイ防止法もない、情報機関もない、丸腰丸裸、恥部丸出し国は、まともな国家ではない。歴史的に見ても、こんな強姦誘発国家はこの70年くらいの日本だけである。よくぞこれで国家としての体制を保ってきたものだ。運がよかったとしか思えない。体制は維持できても、日本国民の財産はずいぶん悪辣な国家に吸い上げられてしまった。例えば、韓国では日本から盗んだイチゴの苗で大儲けをしているそうじゃないか。シャープだってアホの副社長のために先端技術をサムスンに盗まれた。国益がどんどん国外へ流れていく。
このあたりを諜報機関がスパイ防止法などを駆使して食い止めていれば、消費税など上げなくても済んだし、高齢者福祉でも、児童福祉でも手厚い対応ができたかもしれない。
国益を守るためには、具体的に言えば、普通の日本人を貧困に落とし込まないように、戦わなければならない。それは情報戦であり、サイバーの空間での戦いもある。経済戦もあり、もちろん実際の戦闘行動もありうる。そのすべてを捨ててでも、世界市民と仲良くしたいのなら、ずっとお花畑に住み続けていろ。
黒澤明の『七人の侍』で、百姓は自ら竹やりを取って戦わなければ、根こそぎ奪われ、虐殺され、犯されてしまう。だから、侍を雇って、野武士たちに対抗したのである。だから平和な田植え祭りを迎えることができ、七人の侍の頭目をして「勝ったのは百姓たちだ」と言わしめた。
ということなのである。国際社会が平和で平等で調和がとれた世界になるのは理想だ。しかし、そんなものは千年経っても実現はしないだろう。それは人間の持つ宿痾であるからで、おそらくそれを可能にするのは「AI」が主導権を握ったときであろう……。と書いてきて、今、「お!」と思った。AIか、AIがあるな。AIが人智を超えてしまうと、意外に天国の到来は近いかも。
でもね、「AI」の的確な判断は、地球という宇宙の孤児のような楽園を守るためには、極めて偏った思考をする「人類」を危険要因として排除しようとするのは目に見えている。「全人類の排除」は目論まないとしても、ある一定数の人類を確保すればあとは要らない。ノアの大洪水で害虫を地上から消し去る方が他の生物や環境にとっては最善の選択だろう。
話が逸れた。とにかく、情報を守る戦争を始めないと、日本人の凋落は目に見えている。上海で起きたことは、世界中で起きていて、中国共産党や北朝鮮は着々と攻勢に出つつある。ワシャらが生きているうちはいいだろうが、子孫のことを考えると、ハニートラップに引っ掛かって、支那や朝鮮のご機嫌ばかりうかがっている二階の方々に喝を入れる必要がある。