与太郎でもいいのか

 街のセンスというのは、結局その街のトップのセンスになってくる。抜群の知名度さえあれば、それで当選をしてしまうというのは間違っている。ミャーミャーさんのような変人でもいいけれど、街のトップセールスをやっているんだという自覚を持つことが大切だろう。
 それと下につく行政マンを信頼すること。これは噂では、自分の好きなこと以外は、みんな部下にまかせっきりなんだそうな。それでも、根底に信頼があるのならば、それはそれでいい。
 どちらにしてもワシャは名古屋市民ではないので選択権を持っていない。だが、名古屋の街の評判が上がれば近隣にもよい影響が出てくる。与太郎でもいいのでセンスのいい人になって欲しいなぁ。

 司馬遼太郎『風塵抄』(中央公論社)に「若葉と新学期」というまさに今の時季をお題にしたエッセイがある。学校とはなんぞや……司馬さんの論がおもしろい。