正真正銘

 俳優の米倉斉加年(まさかね)さん
http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp12222
がお亡くなりになられた。ワシャの大好きな『男はつらいよ』シリーズにもいろいろな作品に登場する。なくてはならない出演者のお一人であることは間違いない。
 準主役で登場したのは、第10作の東大助教授、御前様の甥で、とらやの2階の寅次郎部屋に下宿した。もちろん寅次郎が帰ってきて大騒動になる。
第34作では、証券会社のエリート社員、寅次郎が好きになるふじ子(大原麗子)の夫の役である。
 脇役では駐在所の警官役が多かった。ときおり名前が変わったが、あの長い顔で四角い顔の寅さんと対立した。
 異色なのは第15作の冒頭の夢のシーンに登場した海賊の役である。怪しい片目のジャックを怪演していた。
 最近では、最近でもないか、NHKの連続テレビ小説『チリトテチン』で主人公の喜代美(貫地谷しほり)の祖父役が印象に残っている。若狭塗箸職人の祖父がこんなことを言った。
「人間も箸とおんなじや。研いで出てくるのは塗り重ねたもんだけや。一生懸命生きてさえおったら、悩んだことも落ち込んだことも、きれいな模様になって出てくる」
 そのセリフを言う時、米倉さんはまさに老箸職人だった。演技力というのは凄いなぁと思ったものである。正真正銘の俳優だった米倉さんのご冥福をお祈りします。

 この記事には笑った。《中国人になぜ日本旅行が人気なのか=「安」「近」に加え「正真正銘の海外旅行先」―中国メディア》
http://www.recordchina.co.jp/a93124.html
 日本が「正真正銘の海外旅行先」ということは、近場の香港、台湾、韓国は「正真正銘の海外旅行先」ではないということなのか。そう言われてみれば、香港は支那中国に返還された。台湾についても傲慢な帝国は自国領だと思っている。
 しかし、韓国については、明らかに外国のはずなのだが、支那人の意識では外国ではないらしい。それも仕方がないといえば仕方がないのだ。永らく朝鮮半島支那帝国との間に冊封関係があった。だから李さん、金さんなどは、大陸、香港、台湾と同様に半島にもいる。そもそも姓が同種なのだ。かつては中原を治めた皇帝から王として封爵されていたのである。もっとぶっちゃけて言えば、支那帝国の属国だった。そりゃぁ支那帝国人民としては、海外とは思えんわなぁ。