若き社長の軽率な謝罪会見 その2

(上から続く)
 少なくともワシャは、小学校以前に、子供たちにユッケなど生肉を食わせたことはない。どこから流れてきたのかも判らない生魚を食わせる回転寿司にも一度も連れて行ったことはない。というか、そもそも回転寿司などワシャ自身生涯にたった2度しか行ったことがない。回転寿司が巷にできはじめたころ、どんな店だろうと調査に行ったことがある。そのころは回る寿司に蓋もなく不衛生だったことを覚えている。そしてこう思ってその後2度と行かない。
「鶏小屋のブロイラーでもあるまいに、回ってくるエサを並んで食えますかってんだ」

 話が逸れた。若造の経営者の話だった。

 次の情報は博学なウラシマさんの日記
http://www2.diary.ne.jp/user/106046/
から拝借した。いつもお世話になっております。
http://www.youtube.com/watch?v=zZWwlOOZCyQ
 虫唾が走るくらい愛想のいい従業員だ。パターン化された元気な声、明るい表情、はきはきした受け答え、いかにも若造経営者が考えそうな接客法である。どこかで見たような風景だと思ったら、田舎のキャバクラ?ってワシャは行ったことがありませんけどね。
 それにしても、この映像に出てくる厨房は不衛生なこと極まりない。これではアイアンストマックと言われたワシャでさえ腹痛を起こしそうだ。
 若造の社長がどれだけ強弁をしても、上の衛生管理の状況を見れば、今回の事件の非は、すべてこの経営者にあると言っていい。
「取り返しのつかないことをしました。ほんとうに申し訳ございません」
 若造社長は大きな声で怒鳴っている。これは謝罪しているというより、脅しているという感じだな。
 もう一度、はきはき会見を見たい方はこちら。でも、何度も見ると吐きますぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=eDE_ukud00c&feature=related
 この社長、人生経験が浅い。こういったときはね、神妙な表情をあまり崩さず、少し小さめの声で、ゆっくりと、言葉を引き気味に話すといいでしょう。そうしたほうが相手に謝罪の気持ちが真摯に伝わります。
「言葉を引き気味に」というのは、「取り返しのつかないことをしました」と言う時に、言葉を前に出すのではなく、言葉を自分のほうにもどすように、呑み込むように、話すことを言うんですね。

 この若造社長の謝罪会見、あの東横インの社長のバカ会見と同様、末代まで語り継がれることでしょう。