春の大読書会(完結編)

 大読書会の会場から東西線早稲田駅まではずっと下りである。春にしては少し冷たい風を受けて宴をともにした皆さんと談笑しながらそぞろ歩く。
 この道(国立国際医療センターから早稲田大学文学部までの下り道)は、箱根山通りである。かつて江戸最大の大名屋敷(尾張藩下屋敷)だった「戸山荘」に人工的に造られた「箱根山」に因む。
 早稲田駅で東京駅にむかう組と、他方向へ帰られる皆さんとお別れした。ワシャは早稲田駅から東京駅というルートを行ったことがないので、東京の地理に明るいHさんに案内をしていただいた。酔っているのでよくわからないが、大手町で降りて、ずいぶん歩きましたぞ。
 丸の内北口で、Hさんたちとお別れして、浜松に戻られるSさんと、ビールとつまみを買いこんでこだまに乗車する。そこでまた宴会&読書会をしたのだった。あー楽しかった。
 でも、Sさんが浜松で降りてしまうと、あとはワシャ一人になってしまった。一人でしゃべっているのもおかしいので、口を閉じれば眠気が襲ってくるんですな。寝てしまえば多分三河安城を通り過ぎて終点まで行ってしまうので、睡魔と闘うのが大変でしたぞ。
 そんなこんなで楽しい一日だった。