雑誌三題

 いつもの本屋から「本が届きましたよ」と連絡が入る。仕事の帰りに立ち寄って本を受け取った。今回は頼んでおいた本が多かったので、持って帰宅するのが大変だった。
 朝日新聞に『半七捕物帳事典』(国書刊行会)の紹介が載っていたので注文しておいた。これが重い。『逝きし世の面影』の著者の渡辺京二が『黒船前夜』(洋泉社)をついに刊行した。これもけっこう重い。その他に環境関連本、江戸関連本、宮本輝の小説などあわせて4.6キロもあった(今、体重計で量ってきました)。重いわけだ。
 しかし、ワシャはそんなことではめげない。そんな状況でも必ず雑誌コーナーにいって面白そうな雑誌を何冊か購入する。
 やっぱり「週刊現代」は外せませんぞ。日垣隆さんの「メディア考現学」を楽しみにしているからね。およよ、今回は「読まずに死ねるか古典イッキ読み講座」という名の読書会の話だ。この講座にはワシャも参加させてもらったが、テキスト本8冊、参考図書10冊というとんでもない読書会だった。講座の前に命がけで読書をした記憶がある。幸い読書で命を落とすことはなかったが、睡眠不足で会議中に眠かったことを覚えている。でも、お蔭で古典に親しむようになったのでひとまずめでたい。
 今週号の「週刊東洋経済」は「再生か破滅か 新聞・テレビ断末魔」が特集である。マスコミのわが世の春もついに終焉を迎えるようだ。これも買いだな。
 おんやぁ……中央大学山田昌弘教授が「夫婦別姓」について論じておられますぞ。山田教授、かなりうす〜い根拠で「選択的夫婦別姓が早く成立することを切に願っている。」と言われる。これについてはあらためて突っ込みを入れることにする。
 おおお、「壮快」の4月号は3大付録がついていますぞ!
 付録その1は、腰の激痛がピタリと消えた!「スペシャル腰枕」である。腰痛戦隊ヘルニアンのワシャとしては即買いだ。その他にも「脳梗塞脳出血?bP療法」という完全保存版の別冊と、なんと「奇跡を呼ぶ観音様の絵」がついている。凄いぞ「壮快」。
 完全包装されていたので帰宅して開けてみると、「MADE IN CHINA」の、安っぽい素材でできた空気袋(直径9cm、長さ30cm)が出てきた。なんやねん、これをどう使うっちゅうねん。これには騙された。しかし、「奇跡を呼ぶ観音様の絵」は大切に拝んで宝くじを買いにいくことにしよう。当たったらまたご報告しますね。