中国国威発揚五輪の競技には全く興味が沸かない。世界の人口の5分の1を持っているのだ。その中から優秀な能力を持っている人材を掻き集めて、無尽蔵に資金を投入して英才教育を施せば金メダルの量産など、さほど難しい話ではない。結果として、大国である米、中、露がごっそりと果実を得るだけのことだ。
そんな競技よりも、今回はその周辺で起きるであろう「変」に興味がある。
まずは「ロシア・グルジア戦争」の勃発だ。8日、南オセチア自治州の帰属を巡ってロシア、グルジアの両国が全面戦争に入った。平和の祭典の、まさに開会式に137番目と153番目の入場国が戦闘状態に陥った。オリンピックが虚飾の祭典であることを図らずも証明してしまった。
しかしこの「変」は対岸の火事ではない。簡単に経緯を書くと、ソビエト連邦が崩壊して、グルジアがソ連の頚木から解放された。グルジアは専制国家に道を突き進んでいるロシアよりもNATO諸国に親近感を抱いた。そのことに危機感を持ったロシアはロシア系住民の多い南オセチアに平和維持軍と称してロシアの駐留部隊を置いている。ここで軍事衝突が起きたというわけだ。
これはそのまま日本にも当てはまる。例えば対馬だ。対馬に朝鮮人が多く入り込み出しているということは、コラムニストの勝谷誠彦さんが常に警告しているところだが、韓国軍が自国民の安全を守るためと称して対馬に進駐してきたらどうだろう。日本の腑抜け首相は韓国の攻勢に対抗できるだろうか。これは日本と韓国に国力の差があるので、いささか荒唐無稽の話かもしれないが(それでも日本領の竹島は韓国軍に占領されたままだよね)、沖縄はどうだろう。
かつて沖縄には日本国旗を燃やしたバカがいたが、やつらのようなバカが増殖して中国に秋波を送ったとしたらどうだろうか。「沖縄は日本ではなく中国と一緒になりたい」などというようなことを言い出したとしたら……
それに呼応して人民解放軍が中国シンパを守るために沖縄進攻作戦を開始したら、日本国の腑抜け政権になにができるだろうか。中国の核弾頭は日本に向いている。局地戦に対してもこの核の脅しは有効だ。沖縄が南オセチアにならないという保障はどこにもない。日本が自国の国民、領土は自らが守るという意志を持たない限り周辺国にいいように弄ばれるだけだわさ。
(下に続きます)