モラルの底が抜けている

 昨日の夜、地元の七夕祭りでゴミ拾いのボランティアをやった。背中に竹籠を背負って「くず〜いおはら〜い」と言いながら、祭り会場内のゴミをトングで拾って歩くのである。竹籠は高価なので背負わせてはくれなかったが、大きなビニール袋(50リットル)を持たされた。くず拾いボランティアは3人1チームになって広い七夕会場に散った。ワシャらの活動範囲はメイン通り300mほどである。大した広さではない。ところがその限定された範囲内でわずか2時間ほど活動しただけなのだが200リットルほどのゴミを集めた。会場内のいたるところにゴミ箱が設置されているのも関わらずである。
 ペットボトル、アルミ缶、ラムネのビン、たこ焼きの箱、かき氷のプラスティック容器、なぜか柄物のショーツ、煙草の吸殻、チラシ……歩道に座りこんだ若者がそのままゴミを放置して去って行ったんでしょうな。ヤツらが座っていた形状にゴミが輪になっている。ワシャらがゴミ拾いをしている目の前で、平然と煙草を投げ捨てているヤツがいる。ペットボトルを花壇の植栽に突っ込んでいくヤツがいる。
「ちょっと待てよ!」
 と、ワシャが抗議をしても馬の耳に念仏、鹿の角に祝詞である。日本人はいつからこんなにだらしなくなったのだろうか。